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2009-06-16

天狗塚~牛の背、雄大な稜線を歩く、その6、下山

さて、牛の背三角点に着いたのはいいのですが、問題はそれからの帰り道です。

ここまで来ると、また天狗峠まで戻るのが大儀にも思えます。Hさんはどうやら牛の背から亀尻峠方面に下る気満々でおられるようです。今日、歩かなければ、そのためだけにまた1日かけてやってこなければならないとも・・・。

牛の背からの下り道は道標も何もない道なので、結局、その道を歩いたことのあるTさんが案内することになりました。

ただ、下山口が登山口とは異なるので、車を置いてある登山口まで2,3キロばかり林道歩きをせざるを得なくなります。Hさんが「車は私が取りに行きますから」と仰ってました。何と高齢のHさんがそう仰るので、私はたまげてしまいました。そして、実際、車を取りに2,3キロの林道歩きをされたのはHさんだったのです。

P6090942

下るコースは北に伸びているなだらかな尾根筋です。

ガスもなく見晴らしがいいので、尾根を外す心配はなさそうです。P6090939

天狗の山頂でお昼を食べているまにガスってしまった三嶺方面がいつの間にか、また姿を見せてくれています。

西の方角には肉眼では、かなり高い山が見えていたので、それが石鎚山系の山なみだったのかも知れません。

P6090943 下る前にもう一度、牛の背からの天狗の姿を撮影します。

13時、下山開始です。

P6090945 道案内するために、トップで下っていくTさん・・・。

下りの踏跡は三角点のすぐ北側からもついていて、Hさんはそちらから下られるようですが、やがて、合流するはずです。

しかし、三角点北側の踏跡は以前牛の背に来たときに歩いたら、笹に隠れた穴などがたくさんあって、歩きにくかったので、私たちは正規のルートを歩きます。といっても、道標も何もないわけですから、自分で憶えるしかないのですが・・。

P6090947

振り返ると牛の背ののっぺりとした笹原が見えます。

皆、思い思いの場所を歩くので、いくつ物トレースがついてますね。

P6090949

下山ルートは中央に見える尾根です。

P6090950 あと少しで樹林帯に入ろうと言うところ・・・。

P6090951 後方からHさんの姿ががようやく現れました。

やっぱり、三角点から直ぐ北に向かってついている踏跡は歩きにくかったようですね。

P6090955 やがて道は針葉樹林の中を抜けて通っています。

標高1500ぐらいでしょうから、ウラジロモミでしょうか。

なかなか良い雰囲気の森です。

この後、少し急な下り坂になってきます。

P6090957 足元に小さな小さなギンランを見つけました。

今年初めて見るギンランですが、もしかしたら、これが今年の最初で最後の出会いかもしれません。

この辺りで少し休憩しました。

休憩後は私がトップを歩きます。

P6090959 タニギキョウが咲いています。この後も、タニギキョウだけはたくさん咲いていました。

尾根に沿って下れば亀知り峠に行くと言う途中の分岐を、谷のほうに向かって下ります。

P6090962 道は植林の中の道に変わります。

ツクバネソウが咲いていますが、薄暗いのでほんの1株か2株です。

P6090969 エンレイソウの実になった株も見かけました。

同じような葉を天狗峠への登りでも見ましたが、花が咲いたような感じはなかったです。

この辺りの山々は一体に花は少なそうです。

P6091004

14時44分、林道まで下ってきました。

花芽をいっぱいつけたエゴノキが、丁度咲き始めたところで綺麗です。

この林道沿いはエゴが多いです。

P6091006 同じくエゴ科のオオバアサガラも咲きはじめています。

林道に下ってからも、車までの林道歩きがあります。

半分までは皆で歩いていたのですが、やがてHさんのパーティーの女性陣がザックの見張り番をしてくださると言うので、ザックを下ろして車まで歩くことにしました。

Hさんのパーティーでは、ほんとにHさんが率先して林道を歩かれたのでした。84歳のリーダーHさんの、リーダーたる所以でしょうね。

P6091013

林道歩きも、フタリシズカや木々の花が咲いてて、私は結構楽しく感じました。

この辺りのフタリシズカは株が大きく、花歩も本4本と上がっていて、立派です。

P6091015 ノバラもこの辺りはほんとに多いです。そして、この辺りのノバラはとても美しいですね。

P6091019 赤の色がとりわけ綺麗だと思ったヤブウツギです。

もっと早く気付けばよかったのですが、Tさんに車のキーを貸してもらい、私だけが車を取りに行くことにしました。

Tさんは以前、膝を痛めているので、あまり長い距離は歩けません。

前のほうでHさんが私のほうに向かって、何か話しかけてくださるのですが、よく聞き取れません。たぶん、車を取ってくるので、そこで待ってるようにと仰っていたようです。多分そうだろうなとは感じましたが、さすがにTさんより数十歳若い私が、そんな横着をする気にはなれず、ここは歩きます。

P6091022

歩いたおかげで、ミゾホオズキの花に会えました。

P6091026 こちらはシロバナニガナ・・・。やはり6月の花ですね。

P6091029 沢の石にはヒメレンゲも見られました。

P6091031 嬉しいことに今年お初のコケイランにも会えました。

やはり「犬も歩けば棒に当たる」ですね。

私より一足先に車を回収したHさんたちとすれ違い「待ってれば良かったのに」と言われましたが、このぐらいの林道歩きはなんでもないですね。

P6091033

15時24分、車を置いてある登山口に着きました。

丁度30分の林道歩きでした。

思ったより早い下山でした。

車に乗り込み、登山靴のまま、Tさんが待っている場所に向かいます。15分かけて歩いた距離を車はほんの数分で走りました(^_^;

P6091037 丁度Tさんが待っていた場所に咲いていた花です。ツル性で緑の花をたくさんつけた花は名前がなかなかわからなくて、野草友達のRさんにツルウメモドキと教えていただきました。

こんな地味花はニシキギ科だろうと思ったのですが、思っただけで、きちんと調べなかったのです。(^_^;ツルウメモドキはそれにしても実が実ると、嫌でも目に付きますが、こんな花なんですね。

それにしても花つきが良いので、実のほうもさぞかし賑やかに実ることでしょう。

P6091041 帰りは2月末にも訪れた、落合集落のよく見渡せると言う集落経由で下りました。

緑が濃くなって、冬に見たのとはまた違う雰囲気です。

P6091046 帰り道は時間の余裕もあったので、少し寄り道もしました。

今年初めて撮影したヤマアジサイです。

P6091047

そして、これはなかなか珍しい植物のようで、ヤハズアジサイです。

葉が大きくて変わった形をしています。大きさもヤマアジサイより数段大きくて、樹高2~3mあります。

花芽はついていましたが、まだ咲いてなくて残念でした。

次回はどこかでヤハズアジサイの花を見てみたいものです。

この日は、ここ数年間、是非登りたいと思っていた天狗塚に登ることが出来、しかも周回コースで歩くことが出来、ほんとに幸運でした。しかもHさんという素晴らしい方にお会いすることも出来ました。

膝を悪くする前は、1人でこの山にちょくちょく来ていたというTさんにとっても、感慨深い歩きになったようです。何よりも、Hさんのパーティーや高松からの単独の女性も含めて、和気藹々と無事に下山できたことがいちばん喜ばしいことでした。

コメント

いやはや、楽しかった! (連載物を読んでたみたいです)
これだけたくさんの写真を撮りながら歩いて、他のグループに遅れを取らないのですから、やっぱり早いんですね。
ガスっていたら(見晴らしがきかなかったら)迷いそうなコースに感じました。
うちの軒下にも、ポットの中でミゾホウズキが咲いてました。消えたかと思ってもちゃんとまた出てきます。今年はよそへの飛び込み苗を少し処分しました。

プルメリアさん、こんばんは。

いえいえ、私も今はすっかり歩くのが遅くなりましたよ。昔はこれでもそれほど遅い方ではなかったんですが・・。
撮影時間は全行程のうち、1時間はかかってるかもしれません。

下りは登りよりずっと難しくて、視界が利かなければ、道を外すことも良くあります。(きちんとした道は別ですが)
現に今日も、少し道を外しかけました(^_^;

ミゾホオズキまで育ててらっしゃるんですか?スミレと似てるんですね。


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