再び、東赤石へ、その7、シライトソウ群生
まるで、橄欖岩を自然の額縁に見立てて、一枚の絵のように咲いているタカネバラの株がありました。まさに自然の織り成す絵画でしょうか。
Nさんもまた、別の良い被写体を見つけられたようで、熱心に撮影されています。
この赤っぽい岩が、いろいろな花を綺麗に引き立ててくれます。
先ほどから、時折、こんな紫色をした花芽が見えるのはコカラマツです。
オトメシャジンの咲く頃に、東赤石を彩る花の一つです。
岩伝いに少し下りると、前の週に通った樹林帯の中の道に合流しました。
樹林帯の道は、稜線の北側を巻くようについているのです。
下ったところにシライトソウが咲いていました。
画像の中にはシライトソウのほかにもコカラマツの葉っぱやタカネバラの羽状複葉の葉っぱも見えていますね。
木の梢越しに二ツ岳方面が見えます。間違いなく、前の週に歩いた道です。
橄欖岩があるところでは、必ず咲いているようでした。
2年前に見たゴゼンタチバナにようやく再会することが出来ました。
ツマトリソウと並んで大好きな花です。
コバイケイソウはやはり花芽のままでしたが、それでも白くなってきているので、開花も近そうです。
ここで、一息入れます。
腰を下ろして、冷やしてあったミカンなどを食べますが、ここに来て、ブヨが顔の周りを飛んでうるさいので、用意してあった虫除けネットをつけます。
帽子の上から垂らすだけですが、虫を追い払う手間が省けて便利です。前もって野草友達のRさんにどこで売ってるかお聞きして、用意して会ったのが正解でした。この時期は、やはりブヨがいるものと思っていたほうが良さそうです。
さて、休憩したら、最後の一歩きです。権現越から床鍋までは結構長い下りですが、なまじ休憩していると長くなるので、あまり休憩せずに下ることにしています。
下り始めの辺りはシライトソウの群生地になっています。
シライトソウって、咲き進むとほんとに真っ白い糸のようです。
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