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2009-08-23

8年ぶりの夏の石鎚、その6、ミソガワソウ白花と下山

実は私は、石鎚に土小屋コースできちんと登ったのはこれが初めてでした。

いちばん最初に登った8年前は成就社から表参道コースだったし、次は東稜コースだったのです。そして、去年のご来光の滝からの這い上がりコースでは、ロングコースだったので、山頂はパスしてしまい、今年の5月の西ノ冠岳行きでも、山頂を踏むのははカットしてしまいました。

二ノ森への分岐を過ぎると、弥山まではほんの一歩きでした。

P8167619

山頂の小屋の手前はミソガワソウとオタカラコウのお花畑になっていました。

弥山到着は13時15分です。

群生で咲いているミソガワソウの中に1株だけ、白花のミソガワソウがありました。

P8167623 ブルーの花というのは白い花が異変で出やすいようで、白いフデリンドウ、白いアキチョウジ、白いキキョウなど、結構見かけますよね。

P8167624 青花の中に白が一株だけというのも、なかなか綺麗なものですね。

P8167626 弥山もすっかりガスに覆われていて、晴れていれば綺麗に見えるはずの天狗岳が全然見えません。

久しぶりで登ったRさんががっかりしていました。

でも、私もここで晴れたのは今まで一度だけです。

やはりガスの出やすい場所なんでしょうね。

人は石鎚としてそれほど多いほうではないと思いますが、それでも何組もの家族連れやカップルなどで賑わっていました。やはり四国ではダントツの人気の山です。

私たちも山頂はパスなどと言っていたのに、結局、花を見ながら歩いているうちに弥山まで着てしまったのでした。

P8167634 思い思いに岩の上でお昼ご飯を食べます。

ガスってはいますが、雨は降ってないし、風も思ったより吹いてなくて、ずっといても寒くもないし暑くもなくて、なかなか快適な気温でした。

これで展望さえあれば言うことなしだったのですが・・。

周囲の岩場ではこれまたRさんに教わらなければわからなかったイシヅチボウフウが咲いていますが、花はもう終盤でした。

のんびrとデザートまで食べて、13時50分に下山し始めます。

P8167633 何とか咲き始めているフクオウソウを見ましたが、これでは何の花だかわからない画像ですね。

ちゃんと咲いていても、あまり魅力的とは思えない花ですが、珍しい花のようです。

P8167640 登りで見かけたときにはあまり開いてなかったイワアカバナも下りの時には少し開いていました。

木製の階段の直ぐ下に咲いているのです。

P8167645

下りではハリブキを何度か見かけました。

6年前の秋田駒行きで先輩に名前を教わった植物です。

どうやらこの姿は花後の実になり始めた姿のようでした。

石鎚は標高2000m近いので、亜高山に生えるミヤマダイコンソウやハリブキなどが見られるようです。

四国でも他の山ではあまり見かけないように思います。

P8167646 ヤマアジサイも他の山ではとっくに咲き終わっていると思うのに、ここ石鎚ではまだ綺麗な色で咲き残っていました。

P8167650 紫色のミヤマヒキオコシとブルーのヤマアジサイのツーショットは肉眼ではとても綺麗だったのですが、画像にするとそれほどでもありませんね。

P8167653 とうとうミヤマヒキオコシの鮮明な画像は撮影できずじまいでした。

キツネ顔だということはお分かりいただけるでしょうか。

P8167651 珍しく、まだ開花する前のナンゴククガイソウも少しだけ見ました。

葉っぱが綺麗な輪生ですね。

P8167656 シコクフウロはあちこちでこんな風に群生しています。

P8167657 Rさんが見てみたいといっていたイケマの花がたった一輪咲き残っていましたが、鑑賞に堪える姿ではありませんでした。

イケマってアイヌ語なんですね。「大きい根」という意味らしいです。

アサギマダラの食草らしいのですが、この日は石鎚では一度もアサギマダラを見ませんでした。普通、この時期だと、アサギマダラをたくさん見かけるものですが・・。

P8167660 下りにもやっぱり群生で咲くトサノミカエリソウに魅了されました。

テンニンソウより見栄えがいい花です。

結局、土小屋に着いたのは16時を回っていました。

この4人で歩くのは久しぶりだったので、帰りはゆっくり温泉にでも浸かり、一緒にご飯を食べましょうということになりました。

そんなわけで帰りは石鎚スカイライン経由でも良いかな~と初めは思っていたのですが、帰りもやはり朝よりガスが濃くなった瓶ガ森林道を運転して下りました。

でも、5月に瓶ガ森林道を帰ったときには視界5mのガスに加えて、土砂降りの雨でしたから、それに比べれば特にどうということのない走りでした。

寒風茶屋からの下りは旧道ではなく新しい道を新寒風山トンネルの南側へと下ってきて、底からほんの一走りの木の香温泉で汗を流し、その後は美味しい食事をしながらおしゃべりに興じたのでした。

年に何度かはこのメンバーで歩くのも楽しいものです。

次回は紅葉狩り?それとも忘年山行でしょうか?(^_^;

コメント

こんにちは。
土曜日はおかげで楽しい花探索が出来ました。
フクオウソウも見ることができました。
シコクブシも咲いていました。
頂上は霧が深く視界が悪いのが残念でした。
keitannさんは御来光の滝から這い上がりされたんですね。
私は引き返しました。
石鎚山頂はたくさんの人でびっくりしましたが、
日曜日の御来光の滝は誰とも出会わない楽しいひと時でした。

この夏はついに石鎚に行けなかったのでkeitannさんのレポートで行った気分になりました。
あの白いミソガワソウはまだ残っているんですね。多年草という証拠でしょうか。
keitannさんが早慶戦を楽しんでいる頃は私は石鎚の秘境の滝に行ってました。
少し咲いている黄色の花も楽しめましたよ。

滝花さん、こんばんは。
土曜日はたくさんの花がご覧になれたようですね。
フクオウソウももう咲いていましたか。
一週間でも山の移り変わりは見て取れるものなんですね。
シコクブシは私が行ったときは一輪も咲いてなかったと思います。
石鎚山頂付近は私が行ったときも5回中、4回はガスです。
晴天のスカッとした展望は難しいですね。それと、展望を期待するなら
やはり、午前中でしょうか。
這い上がりコースはかなり長いので、二日あるのだったら、別々に楽しまれて
正解だと思います。
でも、一発で御来光の滝まで到達されるとはさすがに沢歩き専門だった滝花さんらしいですね。
今の季節ですから、沢は涼しくて気持ちよい歩きになったことでしょう。

おいわさん、こんばんは。
ご無沙汰しています。
捻挫の具合はもうすっかりよろしいんでしょうか?
山頂の白いミソガワソウを見たとき、reiko山だったか、蘭ちゃんだったかが、「いつもおいわさんの
HPで見てる白いミソガワソウだ」と叫んだんですよ。
私は知らなかったけど、みんな良くHPチエックをまめにしてるんだな~と感心しました(^_^;
山の花は結構多年草が多いですよね。
23日は石鎚の秘境の滝でしたか?
私たちは早慶戦の前に、逆に、おいわさんのお膝元の皿ガ嶺にお邪魔してました。
でも、早慶戦の席をハンカチ王子が良く見えるようにと、早めに席を確保するために
風穴付近だけの散策でした。
それでも、結構楽しめましたよ。
黄色い花、意外とあちこちに咲くものですね。

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