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2009-08-10

剣山のキレンゲショウマ、復活なるか?その5、次郎笈とコオニユリ

剣山から次郎笈に向かう道は今まで少しだけは歩いたことがあります。次郎笈峠の手前に分岐があって、その分岐から西島へと向かう巻き道がついていて、この巻き道利用で西島まで行ったことが何度かあるのです。でも、そこから向こうはまだ歩いたことがありません。

ここを下るのは5年ぶりぐらいかな~などと考えながら下っていると、綺麗なコオニユリが目に飛び込んできました。

P8046326

   この日歩いた稜線上では、ほかのどこにもコオニユリは見られなかったのに、おあつらえ向きに次郎笈をバックに咲いているではありませんか。

勿論、何枚もこのユリの花を撮影しました。草丈はわずか25センチぐらい。コオニユリとしては驚くほど低いですが、風がきつい稜線上ですから大きくなれないのでしょうね。

P8046335 やがて、西島からの巻き道が見えてきました。丁度、夫婦連れらしい方たちが歩いてきます。

P8046337

そのご夫婦はこちらには来ずに(そりゃそうですね)次郎笈のほうに向かって歩き始めました。

P8046338 巻き道との分岐です。

11時34分通過です。

P8046341 アザミだけは時折咲いていますが、アザミの同定は実が手で、名前はわかりません。

P8046342 分岐を過ぎてからしばらくは平坦な道が続くので楽です。

また道が稜線の南側についてますが、南側の沢の源頭部から涼しい風が吹き上がってきて、とても気持ちが良かったです。

そして、笹原の道を格好のいい次郎笈を見ながら歩く稜線歩きはほんとに気持ちが良いですね。

自分は稜線歩きがやっぱり好きなんだなと思いました。

P8046352

ここで、この日は見られないかと思っていたコモノギクが咲いていて嬉しくなりました。

コモノギクはいつもは一ノ森から剣山頂方面に向かう笹原で見ていますが、この日はそちらのコースには行かないので、見られないかと思ってました。

P8046355 稜線上には木はほとんどないのですが、たまに低木が生えています。

これはノリウツギですね。この日は車の窓からもたくさん見ましたが、夏の山ではほんとに良く見かける花です。

これを見ると8月の山という感じがします。

P8046357

11時50分、次郎笈峠を通過します。

これを右へ行くと三嶺方面への巻き道です。次郎笈山頂を通らない道ですね。

水場があるようで、ちょっと興味がありましたが、これを見るのはまた別の機会にしましょう。

P8046359 カメラを引くとこんな具合の分岐になっています。

次郎笈の山頂から二人ほど下ってくる人がいます。

P8046365 峠を越えると、ここからはちょっと急な登りになります。

ぼちぼちと登っていると、コメツツジの見頃はとっくに終えた株がありました。

そばにはツルギミツバツツジの木も見えます。

P8046366 登り坂もこんなコモノギクが咲いていれば、苦になりませんね。

P8046368 左に目をやると、深い谷になっていて、地図を見るとジロギュウ谷と書いてあります。そして、この谷の直ぐ下がホラ貝の滝になっているようです。

P8046373 笹腹の中にこんなランがありましたが、残念なことに花が終わっています。

P8046377 三嶺方面は、山頂にガスがかかってしまいました。ウ~ン、残念。

笹が薄くなっているのが丸石でしょうか。

P8046378 ここが丸石方面への分岐のようです。

P8046383 シコクフウロが一輪、咲いています。

P8046384

12時15分、次郎笈山頂に到着しました。

初めての次郎笈山頂です。

先客は先ほど巻き道から来られたご夫婦だけでした。

行動食を少し食べて、後は地図と首っ引きで。山を確かめます。

P8046386 高ノ瀬から南に伸びる稜線は石立山へと続く稜線です。

この稜線は中東山に登るときに白髪山方面から見ているのでわかります。

P8046390 三嶺ノ山頂が雲に隠れているのだけがほんとに残念でした。

山腹を走っているのは剣山スーパー林道でしょうか。

P8046393 後からまたご夫婦が1組登ってきましたが、山頂表示を勘違いしたらしく、山頂を通り過ぎて、しばらくして引き返してきました。

「ここが次郎笈?」と訊かれたので「そうです」と答えます。

このご夫婦、以前にも次郎笈にきているそうですが、ガスっていたので手前の分岐を山頂と勘違いしたのだとか・・・。

↑画像がその勘違いしたという分岐の場所です。ガスっていると、確かにここをピークと間違いそうですね。実際はほんの50mばかり南に歩いてきた場所が山頂です。

12時30分、ご夫婦に続いて私も下山することにしました。

コメント

水害が心配で覗いてみました。今日からはこちらの方が危なそうですが。
キレンゲショウマの写真を見ながら『あぁあそこだ!』『ん?どこだろ?』などと不思議な感覚で拝見しました。
私が行った日も人は少なく、お陰でゆっくり堪能できました。(写真は失敗しまくりましたが^^!)
寝不足で頭も心臓もフラフラでしたが、思い切って出掛けて本当に良かったです。
時々訪問させて頂きます。

武尊さん、こんんばんは~。
讃岐にしては昨日は珍しく良く降りました。
梅雨のときよりも、梅雨明けしてからのほうがよっぽど良く降ったという変な年でした。

自分でも登った山は他の人が登るとどんな風にアップしているかは興味がありますよね。
私も自分が登った山を検索しては他の人の記録を見るのが好きですよ。
山はいつ登っても、私も後悔したことはありません。
登らずに後悔するよりは、どんな経験であれ、登るほうがいいですね。
遭難は別にしてですが・・・。
また、後ほどメールさせていただきますね。

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