8年ぶりの夏の石鎚、その3、オオバヨメナ
似たような花が多いセリ科には泣かされますが、ツルギハナウドはその中でも、かなり前から見分けることが出来る数少ないセリ科の花なのです。
私が好きでよく登る剣山や東赤石に咲いていることもありますし、花序のふちの花が大きいので直ぐに見分けがつきます。
山菜としても美味しいウドですが、ウドの花もこの時期、山では良く見かけますね。
ハガクレツリフネは石鎚のあちこちで見かけました。
また、石鎚に限らず、四国のちょっと高い山では普通に見かける花ですが、四国以外では珍しいようです。
逆に四国では本州で見るような赤いツリフネソウはほとんど見たことがありません。
ハガクレという名の通り、葉っぱの下に隠れているような咲き方が面白いでしょう?
後ろに見えているのはレイジンソウです。
どちらも紫色で、秋めいてくると紫色の花がぐっと増えてきますね。
瓶ガ森林道沿いでも見かけたアキチョウジでしたが、登山道のかたわらにも咲いていました。
これも紫色の花です。
紫や白といった地味目の色合いの花が多い中、黄色のメタカラコウが目を惹きます。
オタカラコウとの違いは花序の舌状花の数で、メタカラコウは舌状花が1~3枚なのだそうです。
オタカラコウでは舌状花が5~9枚だそうです。
オタカラコウのほうが舌状花が多い分、華やかで綺麗ですね。
葉の形も違いますので、どこか自分でも見分けられる特徴を知っておくと言いようです。
去年9月にに東稜コースで登ったとき、下りは土小屋コースで一般道を下ったのですが、そのときにもレイジンソウが多いことに驚いた記憶がありました。
花の形が雅楽の伶人がかぶる冠に似ていることから、この名がついたとか・・。
キンポウゲ科、トリカブト属の花です。
剣山にも咲きますが、数は石鎚よりかなり少ないと思います。
白いヨメナの仲間が咲いていて、野草友達のRさんにオオバヨメナだと教えてもらいました。
今まで見たことがあるかもしれませんが、こんなにたくさんまとまって咲いているのは初めてでした。
手前に花穂が垂れたようになっているのはサラシナショウマの花芽です。
ナンゴククガイソウはほとんど花が終わっていましたが、これは中でも何とか咲き残っていた花です。
ギンバイソウは綺麗に咲いているのを、なかなか見られないのですが、この株は綺麗でした。
草丈が50センチぐらいのテバコモミジガサもあちこちで見ることができました。
まだ開花してない株が多かった中、これは開花している株です。
でも、咲いていても地味で、咲いてないように見えますね(^_^;
先ほどから花の咲いてないオオマルバノテンニンソウは群生で見ていたのですが、この辺りからようやく開花した花を見ることができました。
別名、トサノミカエリソウ、振り返って見るほど綺麗な花という意味らしいのですが、私は今まで梶が森などで、咲き残りのあまり綺麗でない株しか見たことがなかったのです。
今回はトサノミカエリソウという名前に初めて納得が行きました。
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