お彼岸の散策にて、シロバナサクラタデなど
田んぼの畦のヒガンバナや池の土手に生えているアキノノゲシなどを見ながら歩を進めるうちにふと草むらの中に白い花が咲いているのが見えました。
シロバナサクラタデです。
シロバナサクラタデは雌雄異株なのだそうです。
地味な花ですが、大好きなのです。
それなのに、自宅からそう遠くない場所の自生地では去年は咲きませんでした。
また、休耕田に以前はたくさん咲いていたのが、その場所に大きな建物が建ってしまい、そこもだめになってしまいました。
そんな訳で、去年はシロバナサクラタデの記事はアップできませんでした。
諦めていた頃に、こうして思いがけなく見ることができたのはほんとに嬉しいです。
このため池では周囲の草刈がされてないようで、自然に生えた植物がいろいろと見られました。
シロバナサクラタデの株元にもいろいろな草が生えていましたが、そういう草によって株の乾燥から免れているのだと思います。
そういえば、子供の頃からこの花が好きでした。もっとも、子供の頃は野菊と呼んでいましたけど・・。
どうやら私の野草好きは昔からその気配があったようで、春はスミレを見ると嬉しくて、秋は野菊を見ると喜んでいたように思います。
ツユクサも好きな花で、今では自宅の畑に勝手に生えてきたツユクサが、あちこちで花を咲かせています。
この一画は昔からの植生が保たれているようで、ツリガネニンジンもちらほら見受けられました。
アキノタムラソウも今では咲かない場所が多いと思います。
アザミの仲間は私が最も苦手とする花ですが、今時分に咲くのでノハラアザミでしょうか?
自信がありません。
ガガイモも元気よく、ツルを這わせていましたが、ピンクがかった花を見せてくれました。
これも、その辺を散策するときの定番の花でキツネノマゴですね。
今年は白花のキツネノマゴをまだ見ていません。
昔はこの実でよく遊んだような気がします。
実はまだなってないようでした。
9月初めの山陰への旅行では、ずいぶん咲いていたアキノノゲシです。
山陰に比べると秋の訪れが遅いのか、こちらでもようやく見かけるようになりました。
最後に田んぼの畦のヒガンバナを撮影して、墓参りのついでの散策を終えました。
讃岐では山と里ははっきり分かれていて、この日見かけた花はどちらかというと里の花といえるでしょうか。
たった100mほどの道のりを池に沿って歩くだけですが、それでも結構楽しめるものでしょう?
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