ダルマギクを見に行く、その2、玄界灘のシマカンギク
ホテルに着いたのは夜の9時を回っていたのですが、地図で前もって確認していたところでは、海にまずまず近いようでした。
何しろ3連休とあって、二週間ほど前に宿を探しても、なかなか適当な宿が見当たらず、たまたま宗像という場所のホテルが運良く空いていました。
海まではそれほど遠くはなさそうです。
21日の朝が早かったので、夜はアルコールが入っていたせいもあって、日付の変わる前から爆睡したので、朝はばっちり目が覚めました。
温泉で朝風呂に浸かってから、少し散策することにしました。
この日がたまたま寒かったのか、それとも玄界灘はもともと日本海なので、冬場は日本海側特有の気候になるとか・・・。
用心してダウンコートを持ってきて正解でした。
ホテルの玄関から出ようとすると、白無垢姿の花嫁さんの後姿が見えました。
海は北側にあるので、この山を横目で見ながら歩くわけですが、ダウンコートを着ていても寒かったです。
九州は暖かいというイメージがありましたが、四国の我が家の辺りより、よほど寒いと思いました。
この山の名前は帰宅してから調べたところ孔大寺山(ごだいじやま)というそうで、標高500m弱、コースタイム二時間弱で登れるそうで、そうと知っていたらもう少し早起きして登ればよかったと、今になって思いましたが後の祭りですね。
少し歩くと小学校があり、近くの小さい畑の畦に黄色い花が乱れ咲いています。
よく見るとシマカンギクのようです。
四国の私がいつも行く山では、こんなに海岸近くに咲いているのはあまり見ないのですが、花はどう見てもシマカンギクですね。
畑の畦なので、園芸種の花といっしょに咲いているのが珍しくて、まじまじと見てしまいました。
もしかすると、近くに自生していたのを、誰かが畑の畦に植えたのかもしれません。
私がいつも見ているのと、少し違う環境で咲いているので、これが自生のシマカンギクなのかどうなのか、迷いました。
ところが帰り道で、小学校のフェンスと思われるところに、シマカンギクガ絡まるようにさいているのを見ました。
こういう風に咲いていると、これもう自生のシマカンギクだな~と思います。
それにしても、いつも四国の里山や車道沿いで咲いている花を、九州に来ても見ることができて、ちょっと嬉しくなりました。
この海岸は昔整備された松原のようですね。
海岸から10mほど入った樹林の中では、海辺では御馴染みのツワブキが咲いていました。
浜辺に出ると、地もとの有志の方でしょうか、海岸のゴミを拾っては燃やしているようです。
海辺の風は冷たくて、この一週間に訪れた、とても暖かだった徳島の南の海岸とは大違いです。
私の住んでいる瀬戸内の海岸は丁度、中間ぐらいの寒さでしょうか。
草も茶枯れてしまっていて、中に見えている茶色の咲き跡はハマナデシコの咲いた跡ですね。
12月に訪れてもまだハマナデシコが咲いている足摺岬方面とはえらく違う光景でした。
ハマゴウも高知の海岸では冬場も咲き残りを見るのですが、ここでは花は完全に終わっています。
いつもは山でしか見たことのないツルウメモドキが海岸になっていました。
しかし、四国でも低山の山すそで見かけますから、ここで見てもおかしくはないのでしょう。
娘とは9時半頃に出発する予定なので、少し急がないといけません。
こちらは帰化植物のアレチハナガサで、四国でも食えているようです。
ホテルに帰ると、娘が心配していたようです。
「散歩してくる」とは言ってあったのですが、1時間以上はほっつき歩いていましたから、一体どうしたかと思われたようです。
ちゃんとコッソリ見させて頂いてますよ。
長旅お疲れ様でした。(^^!)
投稿: プータン | 2009-11-25 01:13
プータンさん、おはようございます。
いつもご覧になってくださっているとか、ありがとうございます。
旧友達も黙って見てくださってるらしいですよ。
持つべきものは友達ですよね。
投稿: keitann | 2009-11-26 10:58