ダルマギクを見に行く、その3、下関のホソバワダン
玄界灘散策から帰ってくると、娘が待っていました。
この日は午前10時半に小倉駅で娘がA君と待ち合わせの約束になっています。
早く行かないと送れそうです。直ぐにホテルをチエックアウトして、私の運転で小倉を目指しました。
娘の車のカーナビが指示するとおりに走ります。
小学校や中学で習った北九州の街を通り抜けます。八幡、小倉、若松、戸畑、それに門司。
その5つの市が合併して北九州市になったのは、なんと1963年のことなんですね。
でも、私には小学生のとき習った八幡や若松のほうが、なぜか馴染みが深いのです。
娘を小倉で下ろして、下関に向かって走り始めたら、車の前のランプがなにやら点滅しています。よく見ると「key」という門司が点滅しています。
そうなんです、娘の車はキーがなくてもエンジンがかかるという、あの手の車なのですが、キーは娘が持ったまま、私が運転していたので、キーが近くにないということで、ランプが点滅したのです。
娘の携帯に急いで電話して、小倉駅に取って返し、キーをもらって、やれやれでした。
関門海峡を通るのも、このときは関門トンネルが通行止めになっていて、結局、関門大橋を渡りました。下関インターで下りると、やたら渋滞していましたが、なんとかやり過ごし、191号に乗ります。
そのまま真っ直ぐ走れば、ダルマギクが咲いているという角島にいけるはずです。
が、途中で、彦島という標識を見て、急にその付近の海の様子を見たくなりました。
↑画像は彦島の手前で適当に海岸に降りたときに、見かけた花です。
最初に、花だけ見たときは、てっきりアゼトウナだと思いました。
所が良く見ると葉っぱが全然違います。
アゼトウナは丁度一週間前に徳島の太平洋岸で見たばかりなので、はっきりと区別がつきます。
始めてみる植物は、とにかく、葉っぱや全体像をしっかり写しておかないと、帰宅してから図鑑で調べるときに困るので、5,6枚の画像を撮ります。
おかげで、帰宅して図鑑を見ると直ぐにわかりました。
ホソバワダンです。
キク科アゼトウナ属ですから、花だけ見るとアゼトウナにそっくりなのも無理ないですね。
ホソバワダンの周囲にも見えていますが、セダムの仲間のようなのはたぶんタイトゴメだと思います。
この辺りは岩場になっていました。
海岸に下りて、上を見上げるとシマカンギクらしき花も咲いているのですが、海岸からも海岸の上の道路からもヤブが酷くて近づけません。
しかし、シマカンギクの名のとおり、海の近くで咲いていますね。
ところが、運転していると、線路沿いになにやら黄色い花が群生しているのが見えました。
シマカンギクの群生です。
線路沿いに咲いているのは珍しいと思い、丁度お昼時でもあったので、直ぐ近くのファミレス駐車場に車を停めました。
食事の後、線路時を歩いてシマカンギクを撮影します。
どうやら山陰本線の線路らしいですが、私が撮影している間、一本も列車が通りませんでした。
四国で見ているシマカンギクと特に違わないように感じました。
線路に沿って歩いていると、もう少しアップで写せる所がありました。
この後も191号を走っていると、シマカンギクが群生している場所をかなり見かけました。
一体に、海に近い場所に多いように思いました。
191号沿いは民家も多いですが、この可愛い花は、山口の西岸では、四国で見かけるよりもずっと身近に咲いているようです。
四国ではどちらかというと山地で見るほうが多いのですが・・。
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