ダルマギクを見に行く、その5、サンインギク?
角島を後にして、再び下関まで取って返すつもりだったのですが、途中の標識に美祢と出ていました。
地図確認すると、どうやら角島の少し南から435号への分岐があって、これを利用すると美祢インターまで1時間ほどで行けそうです。
下関インターで高速に乗るよりもこのほうが空いていそうだし、道も走りやすそうなので、こちらに入りました。
美祢までの道のりの半分ほどを走ったかと思う頃、道路法面から白いキクが垂れ下がってたくさん咲いているのを見かけました。
慌てて車を停めて撮影します。
このとき時刻ははすでに16時15分ごろで、小雨模様のため、ピンボケ画像が多いのが残念です。
シマカンギクの花よりもかなり大きめなので、このときは栽培種のキクかなと思ったりしました。
葉の形は白花も黄色い花のほうもほぼ同じでした。
かなり大きな群生だということがお分かりいただけると思います。
帰宅してから、九州と山口で見たキクはシマカンギク以外の可能性もあるということに気づき、調べたところ、サンインギクの分布している場所だということがわかりました。
サンインギクは私の図鑑に寄れば「富山県から山口県までの日本海側と、さらに瀬戸内海に沿って山口県光市の島田川まで分布する。シマカンギクより全体に大きい。頭花は直径3~4.5センチと大きいが数は少ない。舌状花は白色または黄色」とあります。
とにかく、このキクを見たとき感じたことは、シマカンギクよりかなり花が大きいということでした。
そのため、サンインギクなるものを名前は聞いたことはあっても、よく知らなかったので、てっきり栽培種のキクが逃げ出したものと考えたのですが、この記載を読むと、サンインギクでも良いかなと思います。
「シマカンギクの総苞片が普通4列に並ぶが、サンインギクの総苞片は3列に並ぶ」ともあるので、総苞片を確認すればよかったのですが、後の祭りですね。
道は空いていて、とても走りやすかったです。
美祢インターに乗ったのは結局17時を回りましたが、翌日も休日なので、無理せずのんびりと走って帰りました。
最後に、宗像のホテル近くで見かけた野草ですが、シソ科だろうと思うのですが、全然、わかりませんでした。
私は園芸種の花も多数育てているので、たいていの園芸種は見たことがあるのが多いのですが、園芸種にもこういう花は見たことがない様に思うのです。
シソ科で調べると良く似たものにヤマジソというのがあるようですが、もしお分かりになる方がいらっしゃったらご教示いただけると幸いです。
なお、ヤマジソは「レッドデータプランツ」という図鑑によると福岡には分布はあるようです。
娘の用事でついていった小旅行でしたが、思いがけずダルマギクをはじめとして本州のキク科の花にたくさん会うことが出来、実りの多いドライブとなりました。
「イヌゴマ」は苦しいでしょうか?
投稿: プータン | 2009-12-01 01:42
プータンさん、こんばんは。
イヌゴマとのご教示、ありがとうございました。
ただ、この不明のシソ科(と思われる)花ですが、草丈はわずか20センチほどだったのです。
イヌゴマは40~70センチと比較的大型だそうです。
シソ科はほんとに難しいです。
このときも、もう少しきっちりと画像を撮ってくれば良いのに、もしかしたら園芸種が逃げたものかと
思い、きちんと画像を撮らなかったのが悔やまれます。
また、今後ともよろしくお願いしますね。
投稿: keitann | 2009-12-01 23:32