09年、野山の花、ベスト100,5月
私の今年の山登りを振り返ってみて特徴的だったのは、何と言っても今年は石鎚山系の山々に足繁く通ったことでしょう。
その理由のひとつは、今まであまり利用してなかった瓶ガ森林道を走るようになったことが大きいです。香川から石鎚山系に行くには、瓶ガ森林道を利用すると、時間も短縮されますし、一人でも気軽に土小屋まで行けるようになったのがありがたいです。
5月は実に3度も石鎚方面に通いました。
アケボノツツジは4月末の思いもかけない寒波のせいで、今年の花は貧相だと言われましたがそれでも、アケボノツツジの素晴らしい姿をあちこちの山で見ることができました。
ツツジの類は1株の木を見るのもいですが、こんな風に風景として眺めるのも良いものですね。
ヒカゲツツジは年によって花が見事だとかそうでないということはないのでしょうか。
咲き始めの少しグリーンがかった色合いも素敵な色ですね。
イシヅチテンナンショウも今年は石鎚方面に良く行ったせいで、何度も見ることができました。
こちらは徳島や香川の山では御馴染みのユキモチソウですが、今年は愛媛の山で見ました。
5月初めから6月初めにかけて山登りをしていると、開花かどうかは別として、たいていの山で出会います。
ワチガイソウは何度も見かけることが出来ますが、ヒナワチガイソウとはそれと知って出会ったのは初めてのことでした。
葉っぱも花も丸くて、とても愛らしいスミレです。
カタクリは愛媛の山では、至近距離で白花カタクリを見ることができると言う幸運に恵まれました。
エビネの花は毎年、見に行っている場所があるのですが、丁度良い時期に行くのは、なかなか難しいものですね。
今年は時期が少し早過ぎたようです。
キンランは比較的身近な山で見ることができていたのですが、綺麗さゆえに盗掘の憂き目に遭い、今年はかなりはなれた場所まで見に行くことになりました。
野の花は自分だけのものではなく、それを楽しみに見に来る人がいるということに気づかない哀れな人がいるのはがっかりします。
シャクナゲは今年の四国の山では表年だったようで、あちこちで見事な咲きっぷりを見せてもらったことでした。
ゴヨウツツジもまた、石鎚山系の筒上山の者は今年はそれはそれは見事でした。
その前の週に様子がわかったので、花の満開のときに高校時代の友人を案内することが出来ました。
ツツジの中では一番好きなのが、このゴヨウツツジです。
四国の山では比較的良く見ることができるムラサキエンレイソウです。
これも石鎚山系や剣山系で時々見ることができます。
ルイヨウボタンもここ数年みてなじゃった花ですが、今年は何度か見ることができました。
やはりいろいろな山系の山に登ると、見られる花の種類も一段と多くなります。
緑色の不思議な存在感がある花です。
今までもイワカガミは遠目では見ていたのですが、間近に見ることができて興奮してしまいました。
毎年、東赤石山で見ていたユキワリソウも少し早めに西ノ冠山で見ることができたのですが、超とよい時期だったらしくピンクがとても綺麗でした。
アルプスや東赤石山でも毎年のように見ているのですが、違う場所で見るのも良いものですね。
ちょっとした山に登れば、たいてい見ることができますが、それでも私の大好きな花であることには変わりありません。
コミヤマカタバミは初めて見たときにも一目で虜になりましたが、ほんとに可愛い花です。
けいさん どもぉぉ(*^^)v
まだ、五月のページですけど、、、
いつも思う。
けいさんのお住まいのとこって、関東のボクらが見られない花が何でもあるように思える。
関東にはないんじゃなくて、あしげく通わないから、あり場所がわからないから、見られないんだろうか。
セツブンソウもカタクリも、大抵は人為的に保護された自生地です。
投稿: あゆ | 2009-12-26 09:42
あゆさん、こんばんは。
関東には関東の花が咲くように思いますが、3年前に大菩薩嶺に登ったときの感想から
話すと、あちらの山はオーバーユースがかなり進んでいて、草花も少なくなっているような
感じを受けました。
四国はもともと花も多いのでしょうが、何しろ山を歩く人口が桁違いに少ないので、そのために
山野草の類もダメージが少ないのだと思います。
足繁く通わないというのも、1つの理由かもしれませんね。
花は意外なところに咲いているものです。
四国には○○園の類は一箇所もないし、保護されているといっても、剣山のキレンゲショウマや
ナスビ平のカタクリぐらいでしょうか。
人口は少ないけど、山が多いというのが四国の一番の特徴です。
投稿: keitann | 2009-12-26 23:58