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2009-12-13

初冬の低山に登る、その3、中連寺峰、モミジ橋から上

先ほどから目にしていたモミジ橋に14時25分、ようやく着きました。

「四国の道」の道標は丁寧すぎるほどの道標が多いので、後どのぐらいの距離があるのか、道標を見ると一目瞭然です。

Pc083188

休憩しても良かったのですが、後1キロ程度らしいので、休まずに山頂まで行くことにします。

モミジ橋の少し手前にはマウンテンバイクなどが入れないように柵があって、自転車やバイクはここから上は通行禁止になっています。

また通行しようと思ってもとても通れそうもない道でした。

橋を渡ると道幅も狭くなります。

Pc083191 モミジ橋を渡ると辺りは植林帯となります。

西日が当たって、暑いほどの道を登って行きます。

Pc083198 ミヤマウズラを1株見つけました。

花を咲かせたようで、咲き跡が見えますが、私はとうとう、今年は花の咲いているミヤマウズラを見逃してしまいました。

Pc083199 上を見ると、階段がずーっと上まで続いています。

え~・・・・!!

これを登るのです。

ちょっとうんざりしましたが、ここまで来たら引き返すのも勿体無いので、上がります。

家にいたときのまま、カシミアのセーターを着てきたのが恨めしくなるほど、汗が流れおちます。

Pc083200 道標がまた立っています。

どうやら300m刻みぐらいに立ってるようで、そこまで細かく立ってなくとも良いみたいに思うのですが・・。

Pc083202 ふと上を見上げると、ヒノキの葉っぱが見えました。

ということは、ここの植林は杉ではなく、ヒノキなんですね。

Pc083203 そう思って見てみれば、よく手入れの行き届いた植林です。

やはり杉林よりもヒノキ林のほうが価値が高いのでしょうか。

Pc083205 咲いている花はほとんどないのですが、外来植物のベニバナボロギクが1株だけ咲いていました。

この画像からもこの日の陽射しの強さがお分かりいただけると思います。

Pc083207 来春の花芽をつけたシュンランの株も見かけました。

年内からこうして新芽を用意しているのですね。

Pc083210 いつまで経っても階段が終わる気配がありません。

いい加減暑いのと、階段が続くのとで、立ち休みしながら登らざるを得なくなりました。

Pc083212 他の木々が紅葉したり葉を落とすようになると、俄然、目につくのがヤマコウバシです。

なぜって、こんな枯れたような茶色い葉っぱがいつまでも枝にしがみついているので、嫌でも目に付くのです。

花は貧相なようで、春の花はなかなか気づかないことが多いです。

Pc083215 山頂手前にある最後の道標です。

中連寺峰まで00.15キロと表示があります。

細かい数字ですね(^_^;

Pc083216 ここからはとても雰囲気の良い自然林の中のプロムナードとなっています。

Pc083219 ピンボケですがツルリンドウの赤い実が1粒だけ見つかりました。

Pc083223 すっかり落葉した自然林の足元にはコナラなどの葉っぱが積もっています。

そしてその間からキッコウハグマが1株、これも花後の姿で迎えてくれました。

Pc083220

株立ちのリョウブの木も見えますね。

Pc083222 いよいよ山頂も近そうです。

Pc083225 15時8分、山頂にある東屋に着きました。

山頂表示や三角点らしきものを探すこともしなかったのですが、ここが山頂であるのは間違いなさそうですね。

Pc083226 ここに立っていた道標の表示が「若狭峰」になっていましたから、ここが中連寺峰のようです。

ザックから香川の分県ガイドを取り出して、目を通したら、若狭峰まではここ中連寺峰からか林道歩きになっていて、所要時間は35分となっています。

時間さえあれば、アップダウンもほとんどなさそうなので往復できますが、日が短い時期なので、そうすると下山が暗くなりそうなので、またの機会にしました。

Pc083227 よく晴れていたわりには展望があまりなくて、瀬戸内海も霞んでいます。

標高755.9mの山頂付近はさすがにどの木も落葉した後でした。

登りで汗びっしょりになったのには参りました。(^_^;

やはり、山歩きには速乾Tシャツを着てくるべきですね。

Pc083230

15時20分、下り始めます。

山頂直下には登りのときには気づかなかったのですが、見事なヤマザクラの木がありました。

これだけの木だと、春にはさぞ見事でしょうね。

登りは撮影に手間取ったのもありますが、コースタイムよりも20分近く時間がかかっていたので、下りは飛ばします。

Pc083231_2 西日を受けて綺麗だったヤブコウジの赤い実・・。

Pc083237 これも西日を受けて輝いているコウヤボウキの綿毛・・・。

Pc083238 モミジ橋通過は15時38分でした。

Pc083270 登りでは気づかなかったテンナンショウの仲間の赤い実は、ISOをかなり上げての撮影となりました。

Pc083275 登山口まで下ってきたのは16時丁度でした。

下りは55分のコースタイムのところを40分で下ってきたことになります。

もっとも、走れそうな道は半分ほどは走って下りましたが(^_^;

次回は是非、若狭峰にも登り、猪ノ鼻トンネルまでのコースを歩いて見たいと思います。

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