初冬の低山に登る、その3、中連寺峰、モミジ橋から上
休憩しても良かったのですが、後1キロ程度らしいので、休まずに山頂まで行くことにします。
モミジ橋の少し手前にはマウンテンバイクなどが入れないように柵があって、自転車やバイクはここから上は通行禁止になっています。
また通行しようと思ってもとても通れそうもない道でした。
橋を渡ると道幅も狭くなります。
西日が当たって、暑いほどの道を登って行きます。
花を咲かせたようで、咲き跡が見えますが、私はとうとう、今年は花の咲いているミヤマウズラを見逃してしまいました。
え~・・・・!!
これを登るのです。
ちょっとうんざりしましたが、ここまで来たら引き返すのも勿体無いので、上がります。
家にいたときのまま、カシミアのセーターを着てきたのが恨めしくなるほど、汗が流れおちます。
どうやら300m刻みぐらいに立ってるようで、そこまで細かく立ってなくとも良いみたいに思うのですが・・。
ということは、ここの植林は杉ではなく、ヒノキなんですね。
やはり杉林よりもヒノキ林のほうが価値が高いのでしょうか。
咲いている花はほとんどないのですが、外来植物のベニバナボロギクが1株だけ咲いていました。
この画像からもこの日の陽射しの強さがお分かりいただけると思います。
年内からこうして新芽を用意しているのですね。
いい加減暑いのと、階段が続くのとで、立ち休みしながら登らざるを得なくなりました。
他の木々が紅葉したり葉を落とすようになると、俄然、目につくのがヤマコウバシです。
なぜって、こんな枯れたような茶色い葉っぱがいつまでも枝にしがみついているので、嫌でも目に付くのです。
花は貧相なようで、春の花はなかなか気づかないことが多いです。
中連寺峰まで00.15キロと表示があります。
細かい数字ですね(^_^;
ここからはとても雰囲気の良い自然林の中のプロムナードとなっています。
ピンボケですがツルリンドウの赤い実が1粒だけ見つかりました。
すっかり落葉した自然林の足元にはコナラなどの葉っぱが積もっています。
そしてその間からキッコウハグマが1株、これも花後の姿で迎えてくれました。
株立ちのリョウブの木も見えますね。
山頂表示や三角点らしきものを探すこともしなかったのですが、ここが山頂であるのは間違いなさそうですね。
ここに立っていた道標の表示が「若狭峰」になっていましたから、ここが中連寺峰のようです。
ザックから香川の分県ガイドを取り出して、目を通したら、若狭峰まではここ中連寺峰からか林道歩きになっていて、所要時間は35分となっています。
時間さえあれば、アップダウンもほとんどなさそうなので往復できますが、日が短い時期なので、そうすると下山が暗くなりそうなので、またの機会にしました。
よく晴れていたわりには展望があまりなくて、瀬戸内海も霞んでいます。
標高755.9mの山頂付近はさすがにどの木も落葉した後でした。
登りで汗びっしょりになったのには参りました。(^_^;
やはり、山歩きには速乾Tシャツを着てくるべきですね。
15時20分、下り始めます。
山頂直下には登りのときには気づかなかったのですが、見事なヤマザクラの木がありました。
これだけの木だと、春にはさぞ見事でしょうね。
登りは撮影に手間取ったのもありますが、コースタイムよりも20分近く時間がかかっていたので、下りは飛ばします。
登りでは気づかなかったテンナンショウの仲間の赤い実は、ISOをかなり上げての撮影となりました。
下りは55分のコースタイムのところを40分で下ってきたことになります。
もっとも、走れそうな道は半分ほどは走って下りましたが(^_^;
次回は是非、若狭峰にも登り、猪ノ鼻トンネルまでのコースを歩いて見たいと思います。
コメント