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2009-12-07

2年ぶりに東讃の山へ、その2、ヤブツバキ?

大窪寺の紅葉を楽しんだら、Tさんの車は置いて、Kさんの車で前山ダム方面に向かいます。

大窪寺に来るまでに走って来た377号を引き返し、途中から県道3号線を北へ向かいます。

しばらく走ると前山ダムのダム湖が見えてきます。道の駅ながおで車を停めて、行動食などを見てみました。08年1月には、単独で「道の駅ながお」から四国の道を譲波休憩所まで歩いたのでした。

そのときの記録はこちらです。

この付近は畜産も盛んなようで、特産の豚肉を利用してハムやソーセージが作られています。

山渓の分県ガイドにはこの「道の駅ながお」から女体山と矢筈山に登り大窪寺に抜けるコースが紹介されていますが、それだと車道歩きが長いので、途中を端折って譲波休憩所から歩くことになりました。

Pb271880

車の窓から変わった色のツバキが見えたので、思わずKさんに声をかけて車を停めてもらいました。

今年はまだヤブツバキの咲いたのをまともに見てないのですが、これはどう見てもヤブツバキの一種のように見えます。

ただ、他のヤブツバキの株がまだ一つも咲いてなかったのと、この株が道沿いにあったので、自生のヤブツバキかどうかはわかりません。

Pb271883 不思議な色のツバキですが、良く見ると咲き終わりかけた花がこんな色をしているようです。

色が褪せてこんな不思議な色をしているのでしょうか。

でも、私はこの色が妙に気に入りました。

Pb271892 咲き始めの花を探したところ、この花は咲き始めのようでした。

咲き始めの花は普通のヤブツバキと変わらないように思いました。

ヤブツバキはちょっと山奥のほうに行くと春の花ですが、低山や海の近くの山では晩秋から咲いているのもよく見ます。

Pb271899 歩き始めの場所と決めた譲波(ゆずりは)に着きました。

譲波というのは集落の名前だと思いますが、こんな説明板が立っています。

この付近で見られる動植物などの説明です。

タニウツギと書かれているのはヤブウツギの書き違い?と思ったりしました。

タニウツギは四国ではほとんど見ません。またヤマホトトギスもヤマジノホトトギスではないかと思いました。

山靴に履き替えて、10時38分に歩き始めます。

Pb271901

歩き始めから、この時期のお約束の木の実、フユイチゴの実があちこちで鈴なりです。

でも口に含んだTさんの「酸っぱい」という感想で、食べるのはやめにしました(^_^;

もう少し寒さにあわないと、甘みが出ないのかもしれません。

よく熟したフユイチゴは酸味と甘みが程よくて、なかなか美味しいのですけどね。

Pb271902 この小さな川が説明板にあった鴨部川(かべがわ)のようです。

香川は県土が狭いのと、高い山がないのとで、川も小さな川ばかりですが、その中でも東讃は山から海までが近いので、川らしい川はほとんどありません。

数年前の台風ではそのためにずいぶん大きな被害が出たものです。

Pb271903 川に沿って、普通車だとちょっと苦しいような狭い道がついています。

これが「四国の道」です。

道に沿って、ところどころに、家が見えますが、廃屋と思しき家も見受けられました。

この葉はケマンの仲間の葉でしょうか?

朝露をまとって綺麗でした。

Pb271904 この付近の古い道についての説明板も見られます。

なかなか歴史のある道のようですね。

Pb271905 「四国の道」になっているからか、丁寧な道標がいたるところにつけられていました。

私たちは大窪寺方面を目指すのですが、長尾谷というのもちょっと興味を引かれました。

道はところどころ、まったくの山道のような細い道になったかと思えば、また車一台ぐらいの車道のような道になります。

Pb271912 いよいよ山道になったと思ったら、道の傍らに紫の実が見えました。

ヤブムラサキの実です。

日当たりが良いのか、ヤブムラサキにしては実の数が多いですね。

この辺りで突如Tさんが、大きな声を上げました。

どうしたのかと思ったら、Tさんの車のキーをKさんの車の中に置いてきてしまったとか・・・。

あれまぁ、2年前の我拝師山~火上山のプチ縦走でのキー置忘れを思い出しますね。(^_^;

取りに帰るにはちょっと距離を歩きすぎたので、このまま歩いて往復しようということになりました。日頃の運動不足解消には丁度良いかもしれません。

Pb271946 今度は赤い実のサネカズラが出てきました。

Pb271948 なにやらまた説明板があって、この付近にはホオノキが多いと書いてありましたが、ほんとに地面にホオの大きな葉っぱが一面に落ちています。

ホオバ味噌に使うあのホオの葉っぱです。

見上げるとホオノキが数本ありました。

ホオノキは香川でも山深い地では時折見かけますが、このぐらいの標高の里山にこれだけまとまって生えるのは珍しいです。

竹に混じってホオノキが生えているのは初めて見た光景でした。

Pb271951 アキレス腱が伸びるような急坂を登りきると、そこは峠のようで、11時30分に峠着です。

私たち山登りするものでもしんどいと思うのですから、年配のおへんろさんにはきっと大変な道でしょうね。

誰しもそう思うのか、道の傍らに「へんろファイト!」などと書かれたお札がぶら下がっていて、気持ちが和みました。

峠で、一息入れることにしました。

今、分県ガイドを読むと、この峠からは女体山や矢筈山が見えると書いてありますが、この日は暖かくて霞がかかったような空で、山容はあまり見えませんでした。

Pb271954 峠付近のコナラです。

この日は11月末とは思えないほど暖かく、登っていると汗が流れ落ちるので、長袖の山用シャツは脱いで、半袖のTシャツで歩くことにしました。

Pb271957

11時42分、峠を下り始めました。

これをしばらく下ると、一旦、車道に出ます。

Pb271967 車道に出たところにこんな説明板が見えます。

ヤマセミも生息しているようです。

太郎兵衛館という名前が先ほどからずっと道標に出てくるのですが、どうやらそれは香川大学の施設のようでした。

Pb271973

12時10分、大窪寺や女体山方面への道標のところに着きました。

ここからは車道経由で大窪寺に向かうことも出来ます。

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