この春いちばんのスミレ散策
ここのところ雨がちな日が多くて、なかなか散策にも行けていませんが、3月5日は久々に青空が広がりました。
ところが、こんな日に限って歯科医の予約を入れてあって、体が空いたのは午後3時半を回っていました。こんな時間からいける場所は限られていますが、市内の低山に今年は早くからナガバノタチツボスミレが咲き始めているそうですし、そこなら車で直ぐなので行ってみることにしました。
いつもの場所に車をとめて、歩を進めると、すぐさま咲いている株が見つかりました。
草っ原になっているところの株は草丈も低くて1,2輪しか花をつけていませんが、今年はその辺りの雑木林を切り開いているので、その跡地に草丈の高い株がたくさん見えます。
実は去年、いがりまさしさんの「日本のスミレ」をようやく購入したので、今年のスミレのシーズンが待ち遠しいと思っていたのに、そういう年に限っていろいろと雑用多しなんですね。(^_^;
山でのアオイスミレも見ることなく、いきなりナガバノタチツボスミレの花盛りの季節になっていました。
四国でも高知や愛媛、徳島ではタチツボスミレを見かけることも多いのですが、香川には高い山がないのでほぼナガバノタチツボスミレです。
ですから、よその県では普通に見かけるタチツボスミレを見ると、私の場合は香川以外の県に来ているのだなと実感します。
花色はタチツボスミレよりも紫色が濃く、中心部の白が良く抜けています。
また葉の色はタチツボスミレよりも濃い緑色をしていて、葉脈が裏面が紫色を帯びているものが多いです。
茎葉が長いのでナガバノタチツボスミレの名があるそうです。
香川の里山を代表するスミレです。
この色は元気をもらえる色だと思います。
花だけ見ているとミツバツチグリやオヘビイチゴなどとそっくりで見分けがつきませんが、小葉が5~9枚あるので、見分けます。
ミツバツチグリと違い、匐枝は出さないとあります。
この場所で咲く、早春の三点セットであるヒメウズも咲いていました。
まだコンデジしか持ってなかった頃、この花の撮影には手を焼いたことを思い出します。
そして、いつの間にか我が家の庭にもこのヒメウズがびっしりと生えてくるようになりました。
私の服にでも種がくっついてきたんでしょうか。
今年は花がたくさん見られそうで嬉しいです。
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