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2010-03-08

この春いちばんのスミレ散策

ここのところ雨がちな日が多くて、なかなか散策にも行けていませんが、3月5日は久々に青空が広がりました。

ところが、こんな日に限って歯科医の予約を入れてあって、体が空いたのは午後3時半を回っていました。こんな時間からいける場所は限られていますが、市内の低山に今年は早くからナガバノタチツボスミレが咲き始めているそうですし、そこなら車で直ぐなので行ってみることにしました。

P3050753

いつもの場所に車をとめて、歩を進めると、すぐさま咲いている株が見つかりました。

草っ原になっているところの株は草丈も低くて1,2輪しか花をつけていませんが、今年はその辺りの雑木林を切り開いているので、その跡地に草丈の高い株がたくさん見えます。

実は去年、いがりまさしさんの「日本のスミレ」をようやく購入したので、今年のスミレのシーズンが待ち遠しいと思っていたのに、そういう年に限っていろいろと雑用多しなんですね。(^_^;

山でのアオイスミレも見ることなく、いきなりナガバノタチツボスミレの花盛りの季節になっていました。

P3050731 茨城県以西の本州や四国、九州に分布するとあります。

四国でも高知や愛媛、徳島ではタチツボスミレを見かけることも多いのですが、香川には高い山がないのでほぼナガバノタチツボスミレです。

ですから、よその県では普通に見かけるタチツボスミレを見ると、私の場合は香川以外の県に来ているのだなと実感します。

P3050725 花色はタチツボスミレよりも紫色が濃く、中心部の白が良く抜けています。

また葉の色はタチツボスミレよりも濃い緑色をしていて、葉脈が裏面が紫色を帯びているものが多いです。

茎葉が長いのでナガバノタチツボスミレの名があるそうです。

香川の里山を代表するスミレです。

P3050738 早くもたくさんの花を咲かせています。

P3050779 キジムシロも賑やかに咲いていました。

この色は元気をもらえる色だと思います。

花だけ見ているとミツバツチグリやオヘビイチゴなどとそっくりで見分けがつきませんが、小葉が5~9枚あるので、見分けます。

P3050765 まだまだ辺りが茶色い早春から咲き始める花ですね。

ミツバツチグリと違い、匐枝は出さないとあります。

P3050749 この場所で咲く、早春の三点セットであるヒメウズも咲いていました。

まだコンデジしか持ってなかった頃、この花の撮影には手を焼いたことを思い出します。

そして、いつの間にか我が家の庭にもこのヒメウズがびっしりと生えてくるようになりました。

私の服にでも種がくっついてきたんでしょうか。

P3050780 ピンボケですがフデリンドウの花芽もたくさん確認しました。

今年は花がたくさん見られそうで嬉しいです。

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