朝鍋鷲ヶ山~毛無山、花散策縦走、その2、植林帯からブナ林へ
朝鍋鷲ヶ山から毛無山へのルートは05年の岡山国体のときに整備されたそうで、ルートは間違いようもなく、要所要所には道標などもきっちり立っています。
登りの階段もそのときにつけられたのでしょうが、最初から最後までほぼ階段の登りで、あまり快適とはいえません。しかし、高度は確実に稼げますね。先ずは300m余りの登りを登り切って稜線に出るわけです。
植林の中の笹の多い尾根筋につけられた階段を登っていると、直ぐに、道の傍らにショウジョウバカマがたくさん咲いていました。このショウジョウバカマの花のおかげで単調な階段の登りもずいぶん救われました。
このときは野草友達のRさんがトップを歩いてくださったので、モデルになっていただきました。(^_^;
腰ぐらいの高さの笹原の中を登山道がついています。
落ち葉の中からホウチャクソウかチゴユリかわからないのですが、おそらくそんな仲間の芽出しが見えています。
この落ち葉も少し前までは雪に埋もれていたのでしょうね。
この辺りは勾配も緩やかになって、周囲も自然林になってきて良い雰囲気となりました。
分県ガイドには標高800mから自然林に変わるとあります。
歩き始めて間もなくからオオイワカガミの大きな赤い葉っぱが目についていたのですが、ようやく花芽らしきものを確認できました。
オオイワカガミの花はカタクリなどより少し遅れて咲くようで、この花を見るには時期をずらして再訪する必要がありそうです。
そういえば、去年7月の白馬~雪倉~朝日山行のときも蓮華温泉付近でオオイワカガミの葉っぱをたくさん見かけたのですが、そのときは花がすでに終わっていたようで、どうも時期的に中途半端な時期に咲くようです。高山では咲かないので、花の時期にあわせて行くのが難しい花だと思いました。
林道を車で走っていたときに、何度も目にしたオオカメノキの花がここではようやく咲き始めたばかりでした。
なぜか後から撮影してしまいました。
去年登った大江高山の登りを思い出しました。
自然林の芽吹き前は明るくて、歩いていても気持ちが良いです。
ユキザサはこの後もほぼ途切れることなく群生していて、これを山菜として利用していたということが頷けるほどでした。
去年、大江高山でたくさん見かけましたが、岡山と鳥取の県境にも多そうです。
目を北に転ずれば、 いつの間にか、まだ雪をいただいた大山も姿を現しています。
手前の茶色くはげ山みたいに見えるのが三平山です。
この山は特徴的なので、位置確認に絶好です。
下山時に嫌というほどたくさん見ることになったミヤマカタバミですが、このときはチラホラとしか咲いておらず、嬉しくて撮影します。
四国の山ではコミヤマカタバミしか見かけないので、ミヤマカタバミは物珍しいですが、山陰方面にはずいぶん多いようですね。
カメラの向いている先は大山?
9時20分、稜線に出ました。
といっても、えらくだだっ広い稜線ですね。
東に行けば三平山、西に行けば朝鍋鷲ヶ山山頂や毛無山方面です。
しかし、四国に多いシロバナエンレイソウではなく、どれも普通のエンレイソウです。
標高は1074m、四国の山に比べると、かなり低いです。
こんにちは。1と2を見ましたがGWの過ごされ方とても素敵です。山登りは地元の富士山3回だけで、文面の縦走、稜線などの語句も経験なしでは使えませんね。わたしも沢山の画像のおかげで行ってきたみたいです。”しゅうじょうばかま”は始めて見ましたが想像していたのとはずいぶんと違ってユーモラスですね。それにしても車の運転、山登りと写真撮りとこなされ、さすがですね。こちらのHPのおかげでどこにいっても花を探す自分がいます。標高1074mは富士山の2,3合目ぐらいかしら、夏になると車で小一時間で新五合目に着きますのでよく涼みにいきます。ことしはお花を探す楽しみが出来ました。
投稿: choppy | 2010-05-06 17:29
choppyさん、こんばんは。
山登りを復活して、もう9年目か10年目になりますが、毎年GWは1度や2度は山に登っています。
でも、富士山だけは一度も登ってないんですけどね。
近くに住む姪っ子が学生のときに富士山に登るというので、雨具一式を貸してあげたことがありました。
私の方はもともと、学生時代は山登りの同好会の所属していたので、山歩きはお手の物と言えば言えるかも
知れません。
ショウジョウバカマはなかなか可愛い花ですよ。
学生時代最初に連れて行かれたのが尾瀬方面だったのですが、ショウジョウバカマがそのとき咲いていて
山の花の中でもいちばん最初に憶えた名前です。
車の運転は、地方で山登りするものにとっては欠かせないものです。
富士山の五合目は私の友人も時折車で行くそうです。
確か静岡在住の先輩も行かれたと伺いました。良いところだそうですね。
投稿: keitann | 2010-05-06 22:51