今年も東赤石タカネバラ山行、その5、ネバリノギラン
トラバース道に出たところでよほど休憩しようかと思いましたが、やっぱり、分岐まで歩いて、眺めを楽しむことにしました。といっても、タカネバラを楽しみながら登っているうちに、上空はいつの間にか曇ってきています。
前回来たときは、全然気付かなかったのですが、ショウマの仲間が花茎を上げていて、もう直ぐ咲きそうな雰囲気です。
ショウマは見分けが難しいのですが、このショウマはどうやらヤマブキショウマのようです。
トラバース道沿いにもいろいろな植物が出てきていて、良く繁っています。
岩がごろごろした道なので、お世辞にも歩き易いとは言えませんが、傾斜がないので、まだましです。
秋にはサクランボみたいな赤い実がいっぱいぶら下がって可愛いいんですよ。
前回来たときにはまだようやく花が咲き始めたばかりだったヒロハヘビノボラズがもう実になっています。
シライトソウもまだ見られますが、花はもう終盤という感じでした。
山頂への直登道への分岐までやってきたので、ここで一休みです。
ここからは登りはあと少しなので、気分的に楽ですね。
お腹が空いたので、おにぎりを1個食べました。
それにしても、1ヶ月足らずの間に、緑が良く繁っています。
分岐のところに大きな岩があって、その岩をバックに咲いているタカネバラがいかにも東赤石らしい眺めを呈しています。
この赤っぽい橄欖岩が東赤石のシンボルです。
トラバース道から下を眺めると、前回はまだ初々しい新緑だった木々が、すでに梅雨時の深い緑に変わろうとしていました。
12時半に最後の登りを登り始めます。
この花はネバリノギランで、東赤石にはずいぶん多い花です。
あまり開かない花ですが、珍しく花の中が覗き込める状態の花がありました。
手で触ると、花がぺタペタくっつきます。
そのことからネバリとつくのだと思います。
ランとはつきますが、ユリ科ソクシンラン属です。
葉は細いです。
周囲に、イヨノミツバイワガサやシライトソウ、オオトウヒレンなどの株も見られます。
もう直ぐ咲きそうな気配です。
この付近は山頂直下と言って良い場所ですが、この辺りまで、タカネバラが咲いていました。
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