今年も東赤石タカネバラ山行、その１、あじさいロード
タカネバラの時期に東赤石に登り始めて、今年で４年目になります。最初はオトメシャジンに憧れて登り始めた東赤石ですが、今はいちばんの目当ては何と言ってもタカネバラです。
去年は北アルプスの雪倉岳周辺でもタカネバラを見ましたが、株数、株の大きさ、そして花の綺麗さでは東赤石にはとうてい及びませんでした。
花の時期が遅れている今年は、登る時期も例年より少しずらしたほうが良さそうなので、７月初めでお天気の良さそうな日を待っていました。
前もってチエックしていた週間予報では７月１日がまずまずのようだし、この日なら用事も前もって済ませておけば大丈夫そうだったので、１日に登ることにしました。
画像はこの日見てきたタカネバラのたくさんの株の中でも特に見事だった株です。
幸い、お天気も午前中は陽射しがあって、輝くばかりの見事なピンクのタカネバラを見ることが出来ました。
当日は５時半起床、６時出発の予定でしたが、出発した後１０分ぐらいでカメラにバッテリーを入れ忘れていたことに気付き、取りに帰ったので２０分ほど時間のロスがありました。結局、高速に乗ったのは６時半ぐらいだったでしょうか。
三島・川之江インターを下りたら、いつものコンビニで食料調達し、法皇トンネル方面に向かいます。
時間をロスしたので、途中で車を停めるのはよそうと思いながらも、車道沿いのアジサイがあまりに綺麗なので、ちょっとだけと思って撮影します。
道の向こうに見える山です。
朝はまだ少しガスっていましたが、天気はそれほど悪くはなさそうです。やれやれ、２年前は雨の日に２度も東赤石に登ったと言う前科があるので、雨が降らないことだけを祈ります。
６月７日にも東赤石に登っているので、それからまだ１ヶ月も経ってないのですが、６月初めにはマタタビの花が咲いてなかったのに、今回はすでに実になり始めていました。
アジサイだって６月初めは１つも咲いてなかったのです。
まったく、山の様子は１ヶ月でずいぶん変わるものですね。
川の対岸に白い樹木の花が見えたので、望遠で撮影してみました。
ミヤマフジキかと思ったのですが、今回咲いていたのはクマノミズキだったようです。
銅山川沿いのこの道は別名あじさいロードとも言われるほど、アジサイが見事な道です。
この日はとりわけ見事でした。
登山口の瀬場にはそれでも７時５５分に到着しました。
登山口には先客の車が３台ほど停まっていました。
平日でもやはり誰かは登っていますね。
身支度をして、登り始めたのは８時３分でした。
いつもの場所にいつものクモキリソウが咲いています。
雨が降り続いた後だったので、ギンリョウソウも見かけました。
珍しく前向きの花です。
いつもと同じペースで、筏津からの道との合流点までは２０分かかりました。
登り始める前に、ポカリを自宅の冷蔵庫に入れたままでザックに入れ忘れたことに気付きました。
その他の持参していた水分は５００ｍｌのお茶、凍らせたアルミパウチのアクエリアス１袋、コーヒー牛乳の小さな紙パック１個です。
この季節の水分としては少ないですが、ありがたいことに東赤石はどのルートをとっても水場が豊富なので、飲み水に困ることはありません。
最近の登山者の方は山の水は飲まない人も多いようですが、昔は山の水を炊事に使いながら７泊もの山歩きをしていた私からみると、山の水を飲まない人はずいぶん不思議に思えます。
最初の水場で早速、ありがたく赤いコップを使わせていただきました。この日は山頂に着くまでは、なるべく持参したお茶は取っておくことにしました。
水場の近くではトチバニンジンが早くも実になり始めていましたが、あの赤い色はまだまだ見受けられません。
八間の滝の手前のヤマツツジは満開です。
６月初めには一輪も咲いていませんでしたが、この１ヶ月で満開となったようです。
滝はその数日前に降った雨のために、かなり手前から水音が轟いています。
案の定、水量の多い八間の滝。
前回は咲いてなかったウリノキの花もばっちりです。
テバコモミジガサの葉が目につき始めました。
もっと上のほうでは花芽を上げた姿も見えました。
コナスビの花は今年はすでに何度見たことでしょう。
ウバユリもすでに花芽を上げています。
９時５分、いつもの休憩場所である第一渡渉点に着きました。
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