オオヤマサギソウとギンバイソウ
つい10日ほど前に北アルプスでキソチドリを見てきたばかりだったので、ついキソチドリと思い込んでしまいましたが、キソチドリはもっと花がまばらにしかつきません。
ツレサギソウ属の花はどれも緑っぽい色をしている上に、花の形がこれまた良く似ているのです。5年ほど前は、この手の花はお手上げでした。
最近はキソチドリ、ツレサギソウなどは実物を見る機会があるので、何となく見分けがつきますが、ではトンボソウ、ヤマサギソウ、オオヤマサギソウの違いは?といわれれば自信がありません。
これは野草友達のRさんが学習館の館長さんに見かけた場所を言って、名前を教えていただいたのでした。
図鑑などで見ると、草丈40~60センチとありますが、ここのものはそれよりずっと小さいです。
また、別の場所で良く似たランを見かけたのですが、そちらはトンボソウだったようです。
香川の山でもたまには見かけますが、やはり高知の山はランの仲間が多いですね。
ギンバイソウといえば、いつもの年は剣山で見ることが多いですが、四国カルストでは剣山以上に群生していました。
葉なんが綺麗な状態のものを見るタイミングは難しいですが、たくさん咲いているということは、見頃のものを見られる確率も高いということです。
関東地方以西、四国、九州の自生するそうですから、どちらかといえば、暖かい地方に多いということでしょうか。
ギンバイソウの葉っぱは先端が二またに分かれているので、葉っぱだけでも良く見分けがつきます。
そういえば、アルプスなどでは見かけない花ですね。
ツルニンジンもあちこちで絡み付いていましたが、中には小さな花芽をつけた株も見えました。
葉に切れ込みがあるので、ハバヤマボクチのようですが、花が咲いてみないと断定は出来ませんね。
時期をずらして訪れ、次回は花を見てみたいものです。
keitann様 こんにちは
下の記事のカキランは、こざっぱりした素敵な花ですね。
小生の場合はやはり湿原の花というイメージが付いて回ります。
今年、カキランを見に出かけましたが、ついに見つけられませんでした。
ラン科のツレサギソウ属は見極めが難しいですね。しかも花が地味ですが、こんなものにまでランマニアの触手が伸びているそうですからがっくり来ます。
ギンバイソウは葉に特徴があり、面白いですね。
小生は未だこの花をそれと理解したうえでじっくり対面したことが無いのです。
ツルニンジンも、もうすぐに花を見られることが出来そうですね。
こうして、暑い暑いといっているうちにも秋の花が近づいて来ていますね。
投稿: ぶちょうほう | 2010-08-04 15:48
ぶちょうほう様、こんばんは。
昨日は自宅で盆行ということでお寺さんに来ていただいたりで、朝からお墓参りや
掃除にバタバタして、少々くたびれました。
その上今朝は早起きして、山に入ってきましたので、お返事が遅れましたこと
お詫び申し上げます。
カキランは四国カルストでは草原に草と混じってたくさん咲いていたのでびっくりしました。
普通、ランの仲間は珍しいのですが、驚きました。
カキランは今日登ってきた山でも、2,3株ですが見ることが出来ましたよ。
自宅にも咲いたので、今年は何度もカキランの花を見られました。
ツレサギソウの仲間も、今日もまた見てきました。
今日は画像を何枚も撮ったので、何とか名前を特定しようと思っています。
ギンバイソウはどちらかというと西日本の花のようなので、そちらではあまり見られないの
かもしれませんね。
そういえば、ギンバイソウだけは今日は見ませんでした。
ツルニンジンも8月末ぐらいになると、どこかで咲き始めると思います。
今日はヤマジノホトトギスを見ましたから、山の秋はそこまで来ています。
投稿: keitann | 2010-08-05 21:36