010年初秋の九州ドライブ、その3、ヒゴタイ
はからずもヒゴタイで有名な産山村に泊ることになったわけですが、道沿いにも植栽されたと思われるヒゴタイの花が植えられていました。
しかし、オミナエシを見るために車をとめて、その付近を歩いていたら、牧場のはずれに自生のヒゴタイかなと思われる花が咲いていました。
近くに牧場の売店があるので、もしかしたらかなり以前に植栽されたものかもしれませんが、自生の雰囲気がありました。周囲は草むらで、草刈されている部分もありますが、ヒゴタイは大型の花なので、草刈する人がちゃんと刈り残してあるようです。
向かって左側の花は、完全に開花しています。
右側のは上半分が開花していて、上部の花から開花し始めることがわかります。
株元辺りが草に覆われている株が覆い中、この株は比較的全体の姿が見やすかったものです。
下のほうの葉っぱはかなり大きく、羽状に深裂しています。
草丈は1m前後でした。
10年ほど前にこれと良く似たルリタマアザミの花を種から育てたことがありますが、やはり真夏に花が咲きました。
けれども、平地の我が家の庭では暑すぎて、ブルーの色が綺麗に出ませんでした。
こんな真ん丸の花を咲かせるのはヒゴタイとルリタマアザミぐらいしか見たことがありません。
「阿蘇山や九重山麓の広大な草原地帯に多かったが、阿蘇地方は盆の供え花にされ激減、供え花の風習がないのか九重山麓には比較的残っている」とレッドデータプランツに記載されていました。
これだけ大型で美しい花ですから、丁度お盆頃に咲くとあれば、仏壇に供える花として乱獲されたり切られたりすることも多かったことだろうと思います。
この後、宿の方から前もって場所を教わっていたヒゴタイ公園にも立ち寄りましたが、時間が早くてまだ開園していませんでしたが、運良く、この場所で見ることができて幸せでした。
1つ残念だったのは、もう少し日が高くなってから、撮影したかったですね。早朝6時、まだ日が昇るか昇らないかという時間帯で、ちょっと暗い画像ばかりが並びました。
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