9月中旬の野草、その1、ミズアオイなど
10日ほど前にミズアオイの様子を見たばかりで、そのときは開花はまだまだと思っていたのが、綺麗に咲いています。
絶滅危惧Ⅱ類(UV)の花です。因みにこの川で咲いているのは自生ではなくて、香川では昭和61年に自生のミズアオイは絶えたとあります。
確かその頃でしょうか、ご近所の方で市役所に行かれている知人が、ミズアオイを市から頼まれて育てているというのを見せてもらいました。そうして育てた花を市内の生物公園に植えたようです。その後、何度かこの場所にミズアオイの花を見に来ていますが、最初に見た場所とは違う場所で咲いていたので、職員の方がときどき株分けされているようです。
涼しそうな色合いの綺麗な花ですが、「水質の悪化や農薬の使用に極めて敏感で、経った1年で絶えてしまうこともある」、とあります。
美人薄命の植物版でしょうか。
同じミズアオイ科のホテイアオイがため池を埋め尽くすように繁殖しているのとは大違いですね。
ミズアオイを撮影していて、直ぐ目の前に黄色い小さな花が咲いているのに気がつきました。
最初はヒレタゴボウかと思いましたが、ヒレタゴボウは確か4弁だったはず。帰宅して調べたところ、チョウジタデのようです。
別名タゴボウ。
タデとはつきますがアカバナ科なんですね。
アカバナ科の花は花弁が4枚と思っていましたが、チョウジタデは花弁が5枚のものも多いようです。
土手にはここ10年ほど、河原などで大繁殖しているアレチウリが咲いています。北アメリカ原産の帰化植物です。
その両横にはカナムグラも見えていますが、こちらはれっきとした日本の野草です。
コメント