9月中旬の野草、その2、ツルニンジン
陣馬山ではキバナアキギリやマツカゼソウといった秋の花も見てきたのですが、どういうわけかツルニンジンを見ることがありませんでした。
四国の山ではツルニンジンはたいていの山で見かけるポピュラーな花ですが、これはもう香川の山で見るのが手っ取り早くて良さそうですね。
先ずはいつもアケボノソウを見る場所に行ってみたら、アケボノソウはまだ咲いてなくて、ツルニンジンが咲き始めていました。
いつもながら、シックで粋な花ですね。
この場所は標高900mぐらいで、このぐらいの高さでないと咲かないのかと思っていたら、去年はずいぶん標高の低い300mぐらいのところでも見かけました。
わざわざ花の中を覗き込んだわけではなくて、こちら向きに咲いていたのです。
花冠の奥に綺麗な五角形の模様があって、びっくりしました。
花の模様もどこか幾何学模様を思わせますが、この五角形の綺麗なこと、造詣の妙とはこういうことを言うのでしょうね。
これは別の場所で見たものですが、花がたくさんつきすぎていて、ちょっとくどいほどでした。
早いものではすでに実になっているものもあれば、花芽もあるという具合です。
例年だと8月下旬には花を見ることが出来ます。
紫色のマメ科の花はヤブマメの花で、これもあちこちで良く見かけます。
すでに果実になりかけたのも見えます。
赤い花を咲かせるイタドリはメイゲツソウとも言うようです。
もう一度どこかで見られるといいのですが。
コメント