9月中旬の野草、その3、オオフタバムグラとススキ
秋には必ず、1,2度は訪れる場所に立ち寄ってみました。
ちょっとした小高い山頂にススキが一面に揺れて見事です。
ところが、そのススキ原を歩いている足元に何か小さなピンクの花を発見しました。今まで見たことがない花です。
草丈は10センチぐらいで、色は淡いピンク、花冠が4裂しています。
一目見て、好みの花だと思いました。だいたいが小さい花が好きなのです。
同行のTさんが、去年もこの場所で見かけたそうですが、Tさんはカナビキソウだと思うとのこと。私はカナビキソウは見たことがないので、ともかく画像をたくさん撮影して、帰宅してから調べることにします。
今までこの場所には何度も来ているので、咲いていたら気付くはずですが、花が咲き終わっていたので気付かなかったようです。
今年は猛暑の正殿全体に花の時期が遅れているので、まだ咲き残っていたようです。
帰宅してから、調べたらカナビキソウとはどうも違うようです。こんな小さな花、そしてこんな葉の形ならアカネ科だろうということで、アカネ科の花を調べていたら、オオフタバムグラとわかりました。
「北アメリカ原産の帰化植物で海岸や河川の砂浜に生育する」そうです。ここは海岸でも河川でもなくれっきとした山ですが、砂地という条件は同じですね。
果実もなかなか変わった形をしているし、可愛いので、来年からも実に来たい花になりそうです。
ススキは丁度見頃で、この頃はまだ暑さが残っていた頃でしたが、山の上は気持ちの良い温度でした。
小高い丘へと登る道沿いにはマルバハギらしいハギの花も咲いています。
香川の山に多いタンナトリカブトが咲いています。
テイショウソウは8月下旬から咲き始めますが、今年はやはり花が遅そうでした。
斑入りの葉が魅力的なキク科の花ですが、香川の山では比較的良く見かける花です。
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