« 豊島で見た花、その2、ヒレタゴボウ | メイン | 念願の三嶺に登る、その2、一部紅葉 »

2010-10-21

念願の三嶺に登る、その1、シロのお出迎え

思えば、山歩きを復活して四国の山を歩き始めてから8年ほどになります。

四国の山と言えば石鎚山、剣山は百名山として知名度も抜群ですが、三嶺という山の名前を知ったのは、山歩きを復活して間もない頃だったでしょうか。全国的にはあまり知られていませんが、四国の山好きに愛されてやまぬ山だと言うのは、私にもわかってきました。

その三嶺に登りたいと思い始めて5年以上が経ちますが、夢かなって、ようやく10月18日に登ることができました。

  Pa184614_2

↑画像は三嶺山頂付近から避難小屋と手前の池を眺めたものです。

ほかの人の画像で、長い間見せていただいていた眺めですが、やっと自分の目で見ることが出来ました。

因みに三嶺と書いて、高知の人は「さんれい」と呼び、徳島の人は「みうね」と呼びならわしているようです。

9月に学生時代の山岳同好会の集まりで、香川出身の先輩に久々でお会いしたところ、その三嶺のことを教えて欲しいと頼まれて、これはなんとしてもこの秋には登りたいものと思ったのでした。それまでにも、いつかは三嶺に登ろうと思いながら、心のどこかにいつでも登れると言う甘えもあったのです。今秋こそはそんなわけで本気でTさんにお願いしました。

当初は20日に登ることにしていたのが、20日は曇りの予報なので、2日ほど前に急遽18日に変更しました。18日はまずまずのお天気になりそうです。

集合は18日の午前5時半、場所は、旧満濃町某所です。集合場所に着くとすでにTさんが待っていてくれました。登山口までの道路状況を尋ねたら、普通車でも問題ないということで、私の車で行くことにします。猪鼻トンネル経由、つまり32号利用で大歩危方面に向かっているうち、6時半ごろには辺りが薄明るくなってきました。途中、いつもの大歩危のコンビニで食料調達します。祖谷方面に向かうため、439号に入ったら、またしてもタヌキの死骸が道の真ん中に・・。確か、伊予富士に行く途中もタヌキの交通事故に遭ったらしい死骸がありました。

何年か前にも香川の山でも見かけたことがあります。タヌキって交通事故に遭いやすいんでしょうか。

Pa183699

名頃の登山口には7時40分に到着しました。439号からは橋を一つ渡るだけで、ほぼ439号沿いにあると言っても良いでしょう。

実は見ノ越から大歩危までは去年と今年の夏、二回もドライブで走っています。その際に、三嶺登山口という標識は見ているのですが、そこからしばらく林道を走るものとばかり思い込んでいました。

車が30台ぐらいはとめられそうな駐車場には5,6台の車が早くもとまっています。

朝早くから登られる人ばかりと、感心していたら、上から下ってくる人が何人かいて、前夜に山の上で泊まった人の車も何台かあったようです。

向こうに見えているのはトイレで、水洗洋式の綺麗なトイレが整備されていて驚きました。ここ数年、四国の山でも登山口の整備が進んできて、山に登るものとしては助かります。

Pa183643 靴を山靴に履き替えたりして、準備をしていたら、どこからともなく白いワンちゃんが現れました。

Tさんに聞いたら、このワンちゃんはシロといって、三嶺近辺では有名なイヌらしいです。

そういえば、私もどなたかのHPで見たことを思い出しました。

ちょうど朝食用にと食べていたパンをちぎってやると、嬉しそうにぺろぺろ食べました。

Pa183696 駐車場から眺めた山です。このときは気づかなかったのですが、もしかしたら搭ノ丸かも知れませんね。

空は雲ひとつない青空で、この前の伊予富士と言い、この秋は天候に恵まれた山歩きばかりです。

Pa183644 駐車場のわきで咲いていた一面のノコンギクが見事です。

Pa183684 Tさんに聞いたところでは、このコースはお花はほとんど咲いてないそうなので、駐車場に咲いている花でも、しっかり撮影しておかねばいけませんね。

Pa183704 8時ちょうどに歩き始めましたが、シロは座ったままで見送ってくれました。(^_^;

後で、ほかの方のHPを見たところ、このシロ君、気が向いた人には山をあん案内してくれる登山犬なのだとか・・。

ということは、私たちはあまり気に入られなかったってこと??

Pa183712 三嶺林道起点に立っている道標です。

ここでTさんがダケモミの丘付近から北東に伸びる尾根へと上がっていく道があるらしいと言うことで、それを登ろうかと言う話もありましたが、少しだけ四ツ小屋谷のほうに行ってみても、赤テープの付いた踏跡しかなかったので、諦めて、普通のルートを登ることにします。

Pa183706 道標の横に立っていた概略図ですが、尾根を登る道は記入がありません。

Pa183708 数年前までは車の乗り入れができていたという林道を歩き始めます。

Pa183714 林道を歩き始めてすぐに見えてきたイノシシ牧場?です。

ボタン鍋の材料になるのでしょうか。

コメント

keitann様 こんにちは
これまで登る機会のなかった山にいよいよ取り付きますね。
「みうね」という読みは奥行きがありますね。
対して「さんれい」読みはチョットチョットではないかと思いました。
埼玉県の奥秩父玄関口には三峰(みつみね)がありましたね。

シロ君は放し飼いですか、おとなしい犬で助かりましたね。
今年は各地で熊出没騒動がありましたが、四国には熊の棲息はなかったのでしたか。
猪はいるんですね。

ぶちょうほう様、こんばんは。
私が「三嶺にまだ登ってない」と言うと、四国の山仲間は皆さん絶句されるほど、意外だったらしいです。
この山系はクマが生息しているので、たいていの山には1人でも登る私としても登りにくかったこともあり、今まで縁遠かった山でした。
徳島の人は「みうね」と呼びますが、私は初めて聞いたときに「さんれい」と聞いたので、さんれいと呼んでいます(^_^;
見る方向によって山の形が変わるので、面白い山です。
三峰には登ったことがないですが、確か雲取山に登るのに、三峰口というところから登った記憶があります。
シロは野良らしいですが、とても賢いイヌだそうで、三嶺などあの辺りの山の山頂付近にもよく出没するらしいです。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ