秋の中国路を走る、その3、マツムシソウとキセルアザミ
県道255号をしばらく走ったところで、「吾妻山」という標識が出てきたので、それに導かれていよいよ山の中へと入っていきます。そこからは道も細くなり、四国の山道と同じです。時折、対向車がやってきますが、ところどころに待避所があるので心配ありません。
吾妻山山頂直下の休暇村には12時前に着きました。
駐車場がほぼ満車状態だったのですが、建物の中に入ってみると、その割りに人はいません。後でわかったのですが、休暇村に車を置いて、そのまま山に登る人がかなりいるようです。
母と私も、お昼ご飯を食べたら急いで外を散策します。
まるで草原のような遊歩道を歩き始めると、直ぐに、マツムシソウが見つかりました。でも、去年、三瓶山や大山で見たマツムシソウよりもかなり草丈が低いのは草刈のせいでしょうか。
草丈だけはまるでタカネマツムシソウみたいに低いのですが、花の感じはやはりマツムシソウですね。
ここは標高1000mほどですから、それから考えてもただのマツムシソウなんでしょうね。
マツムシソウの実は独特で、実もまた綺麗です。
ワレモコウと一緒に咲いている姿は、ほんとに秋らしい眺めでした。
なんと豪華な眺めでしょうか。
日曜日とあって、老若男女、思い思いに木陰で休憩したり、山頂目指して歩くファミリーもいれば、れっきとした登山の格好で、下ってくるパーティーもいるといった具合です。
その裏に、池が見えています。
遠くには名前のわからない山々が見えますが、中国山地の山々は、どれも標高1000mちょっとで、見分けがつきません。
池にはスイレンが浮かんでいましたが、無知な私はスイレンとヒツジグサの違いを知らず、写してきた花はピンクなので、どうやら園芸種のスイレンのようです。
池の北側は湿原になっているようで、私が唯一名前のわかるアザミ、キセルアザミが咲いていました。
今まで行ったことのある湿原といえば黒沢湿原と鯉が窪湿原ぐらいですが、そのどちらでもキセルアザミを見たように思います。
なかなか雰囲気のある姿でした。
この日は、来るまで走っているときにも休耕田を一面ピンクに染めて咲くイヌタデも見えて、時間の余裕さえあれば、ほんとに撮影したかたtのですが・・。
イワアカバナは見ることが多いのですが、私にとってはアカバナは滅多にに見ない花なのでした。
コメント