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2010-11-06

比婆山にブナを見に行く、その2、出雲峠へ

歩き始めはかなり広い道で、軽トラなら走れそうなほどで、山道というよりも散策路というか、遊歩道と言う感じです。

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朝日を受けカエデの一種でしょうか、黄色に染まってまぶしいほどでした。

Pb037179 こちらはうっすらと赤く染まった木です。

Pb037177 道の傍らにはこんな白いキク科の花が咲いていますが、もう咲き終わりに近いですね。

四国の山でよく見かけるシロヨメナとは少し雰囲気が違うので調べてみました。

どうやらゴマナのようです。

ゴマナは名前だけは聞いていましたが、四国には分布しないようで、道理で見慣れないはずです。

Pb037180 道はこんな感じでずいぶん広いです。

進行方向に向かって左側の一段低いところに沢が流れていて、沢沿いにも遊歩道があるようです。

Pb037183 これが樹林越しに眺めたその沢です。

Pb037182 真っ青な空に赤いカエデはウリハダカエデでしょうか。

ちょっと雲が欲しいぐらいですね。

Pb037185 中央に白っぽい葉が見えますが、コシアブラです。

コシアブラは紅葉ならぬ白葉するんですよ。

白く染まる葉は少ないので、山では結構目立ちます。

Pb037186 これもおそらくウリハダカエデだろうと思います。

ウリハダカエデはこんな度派手な色に染まります。

Pb037188 ハバヤマボクチのような花が咲いていますが、ボクチにしては草丈50センチほどで、こんな草丈の低いボクチを見たのは初めてでした。

おそらく草刈されたのでしょうね。

Pb037190 出雲峠まではほとんど傾斜のないこんな広い道です。

因みに登山口の公園センター付近は標高800m程度で、出雲峠は980mほどですが、標高差はたった180mですが、水平距離は2.3kmありますので、相当緩やかな傾斜です。

Pb037193_2 なかなか良い雰囲気の黄葉ですね。

Pb037194 最初よりは少し山道らしくなってきましたが、それでもまだこんなに広いです。

山登りと言ううよりも林道歩きに近いでしょうか。

Pb037195 カシワババハグマに良く似たキク科の植物が出てきました。

花はすっかり終わっていて綿毛になる直前ですが、葉がカシワバハグマとは違います。

帰宅してから調べたところ、オクモミジハグマというようです。

分布が本州と九州になっているので、今まで見たことがないわけですね。

やはり海を渡ると、普段見ている花とは違うものを目にします。

Pb037201 出雲峠を挟んで西側に烏帽子山、東側に毛無山が位置していますが、私たちが登ろうとしているのは烏帽子山です。

ですが、出雲峠に出るまでの間にも毛無山へ向かう道が2,3本出ていました。

この山域はどうやら登山道が網の目のように細かくつけられているようです。

これなら、その人の体力や、その日の行動できる時間に合わせて、いろいろなコース設定が取れますね。実際、この後も、実にたくさんのルートを目にしました。

Pb037202 この日、山の中で唯一咲いていたのはアキノキリンソウです。

Pb037203 全体的には緑で、一部赤く染まった、こんな雰囲気も良かったです。

Pb037204 あれほど暑かった夏もいつの間にか過ぎ去って、今年も落ち葉を踏みしめて歩く季節が巡ってきました。

Pb037206 樹林の向こうに青空が見え始め、なんとなく峠っぽい雰囲気になってきました。

右手に見えるなだらかな山頂が毛無山みたいです。

辺りは木々を切り払って開けた場所になっていて、どうやら峠が近づいたようです。

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9時23分、出雲峠に到着しました。

ほぼコースタイム通りぐらいでしょうか。

コメント

keitann様 始めから、あたりは素晴らしい色づきです。
ハバヤマボクチのような花は珍しい姿ですね。

ぶちょうほう様、この日はカエデの仲間の紅葉のいちばん素晴らしかったのは登山口辺りだったかもしれません。
ハバヤマボクチと思ったのは、今日、たまたま野草友達の方と電話して、キクバヤマボクチでは?とご教示いただきました。
本州の山の花はやはりこちらとは、ちょっと違いますね。

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