比婆山にブナを見に行く、その2、出雲峠へ
朝日を受けカエデの一種でしょうか、黄色に染まってまぶしいほどでした。
道の傍らにはこんな白いキク科の花が咲いていますが、もう咲き終わりに近いですね。
四国の山でよく見かけるシロヨメナとは少し雰囲気が違うので調べてみました。
どうやらゴマナのようです。
ゴマナは名前だけは聞いていましたが、四国には分布しないようで、道理で見慣れないはずです。
進行方向に向かって左側の一段低いところに沢が流れていて、沢沿いにも遊歩道があるようです。
ちょっと雲が欲しいぐらいですね。
コシアブラは紅葉ならぬ白葉するんですよ。
白く染まる葉は少ないので、山では結構目立ちます。
ウリハダカエデはこんな度派手な色に染まります。
ハバヤマボクチのような花が咲いていますが、ボクチにしては草丈50センチほどで、こんな草丈の低いボクチを見たのは初めてでした。
おそらく草刈されたのでしょうね。
因みに登山口の公園センター付近は標高800m程度で、出雲峠は980mほどですが、標高差はたった180mですが、水平距離は2.3kmありますので、相当緩やかな傾斜です。
最初よりは少し山道らしくなってきましたが、それでもまだこんなに広いです。
山登りと言ううよりも林道歩きに近いでしょうか。
花はすっかり終わっていて綿毛になる直前ですが、葉がカシワバハグマとは違います。
帰宅してから調べたところ、オクモミジハグマというようです。
分布が本州と九州になっているので、今まで見たことがないわけですね。
やはり海を渡ると、普段見ている花とは違うものを目にします。
出雲峠を挟んで西側に烏帽子山、東側に毛無山が位置していますが、私たちが登ろうとしているのは烏帽子山です。
ですが、出雲峠に出るまでの間にも毛無山へ向かう道が2,3本出ていました。
この山域はどうやら登山道が網の目のように細かくつけられているようです。
これなら、その人の体力や、その日の行動できる時間に合わせて、いろいろなコース設定が取れますね。実際、この後も、実にたくさんのルートを目にしました。
全体的には緑で、一部赤く染まった、こんな雰囲気も良かったです。
あれほど暑かった夏もいつの間にか過ぎ去って、今年も落ち葉を踏みしめて歩く季節が巡ってきました。
樹林の向こうに青空が見え始め、なんとなく峠っぽい雰囲気になってきました。
右手に見えるなだらかな山頂が毛無山みたいです。
辺りは木々を切り払って開けた場所になっていて、どうやら峠が近づいたようです。
9時23分、出雲峠に到着しました。
ほぼコースタイム通りぐらいでしょうか。
keitann様 始めから、あたりは素晴らしい色づきです。
ハバヤマボクチのような花は珍しい姿ですね。
投稿: ぶちょうほう | 2010-11-13 13:11
ぶちょうほう様、この日はカエデの仲間の紅葉のいちばん素晴らしかったのは登山口辺りだったかもしれません。
ハバヤマボクチと思ったのは、今日、たまたま野草友達の方と電話して、キクバヤマボクチでは?とご教示いただきました。
本州の山の花はやはりこちらとは、ちょっと違いますね。
投稿: keitann | 2010-11-13 22:21