山、花、紅葉、小豆島欲張り紀行、その1、アプローチ
去年の10月末に、山歩きと野草散策目的では初めての小豆島に行きました。
そのときの印象がとても強くて、今年もぜひ小豆島に行きたいと、秋の初めから考えていました。しばらく前から野草友達のRさんにも「小豆島に行きたいね」と話していましたが、どうやら今年は野草の開花も遅れているようです。そうこうするうちに11月第2週もいろいろと用事があったり、週末は紅葉シーズンが始まって、船やロープウエイも混みそうです。
11月初めに比婆山にご一緒したEさんにも、小豆島に行くなら声をかけてと頼まれていたので、Rさんに相談したらHさんにも声をかけてみてくださるとのこと。4人そろえば、車で島に渡っても、フェリー代もそれほど負担にはなりません。
幸運にも16日は4人の都合がついて、フェリーに車を積んで小豆島に行くことになりました。
↑画像は紅葉した木々を背景に咲くツメレンゲです。
花は終盤に近かったのですが、こうしてなんとか今年もツメレンゲの群生を見ることが出来ました。
また、結果的に去年よりも半月も遅く訪れたおかげで、少し早いながらも見事な紅葉を堪能することが出来ました。
当日は私が車だしすることになり、携帯メールや電話で4人で連絡を取り合い、フェリーの時間を決めました。
せっかく小豆島まで車で行くなら、山も登りたいと言うことで、Rさんの提案して千羽ヶ嶽という山にも登ろうと言うことになり、7時20分の高松出航のフェリーに乗ることにしました。
それに合わせて、集合時間など決めます。ところが前夜遅くネットでフェリーの予約状況を見ていたら、乗る予定にしているフェリーがすでに空きがありません。夜遅くで、今更集合時間を変更するにも皆さん就寝されてるだろうし、仕方ない、朝一番にフェリー会社に電話して尋ねることにして、出たとこ勝負にします。
16日は5時過ぎ起床で、まずはRさんとの待ち合わせ場所に向かいます。車を走らせている間に、Rさんにフェリー会社に電話してもらったら、先着順で並んでもらえば大丈夫とのことで、今度は高松のEさんとの待ち合わせ場所に向かいます。Eさんが乗り込み、いよいよ高松港を目指します。港には6時50分ごろに着きましたが、心配したのが嘘のように、他の車は並んでおらず、すんなりと乗船することが出来ました。高松港で合流される予定だったHさんも、私たちが着くより先に、港で待っていてくださいました。
いつも車で登山口まで行くことばかりなので、たまに船や電車利用だと、やはり緊張しますね。
でも、乗ってしまえば、船は気楽です。
土庄港に着くまでの1時間の間に、その日の予定を相談します。千羽ヶ嶽登山を午前中に済ませ、午後から花散策することになりました。
フェリーの窓から、えらくごつごつした山並みが見えたのでなんという山だろう?と思ったら、Hさんに碁石山と洞雲山だと教えていただきました。
デッキに出て、その碁石山を撮影します。
小豆島の中ほどがいちばん高くなっていて、これが去年登った星ヶ城のようです。
小豆島はそれほど大きい島ではないですが、低い山の多い瀬戸内の島々の中では、900m近い山があって、しかも岩山が多いので、魅力的です。
船中で朝食代わりのパンを食べコーヒーを飲んでいる間に、予定通り、8時20分に土庄港に着きました。
あとは車で千羽ヶ嶽登山口方面を目指すのですが、ここでしょっぱなから道を間違えてしまいました。436号を走らなければいけないのに、右折しそびれて27号を走ってしまいました。4人いると思うと、1人のときほど地図をきちんと見ないのと、5,6年前に、一度、車で小豆島に来ていたので油断してしまいました。
途中で気がつき、引き返し、20分ほどのロスタイムでしたが、何とか千羽ヶ嶽登山口がある橘バス停近くまで来ました。
千羽ヶ嶽は、車の中からでも何度か見えていたので、すぐにそれとわかります。
地元の方に登山口を尋ねていただいて、坂道を車で登ったら、幼稚園がありました、
幼稚園の先生に、グランドに車を駐車させていただけるか尋ねたら、快く承諾していただきました。
道を尋ねた方といい、島の方はどの人もほんとに親切で優しいです。
身支度をして歩き始めたのは9時半でした。
幼稚園は旭幼稚園と言う名前らしいですが、そこからほんの少し登ったところに、登山口があるという荒神社に着きました。
いよいよ登山開始です。
keitann様 しょっぱなに野生のツメレンゲが出てきましたね。
小生は野生のこれを見ていないので、早速羨ましがります。
フェリーに無事に乗り込めてよかったですね。
ところで、向こうの港に着いたら帰りのフェリーの予約はしなかったのですか。
千羽ヶ嶽って形の良い岩の山ではないでしょうか。
こういう大岩には着生植物がありそうですね。
投稿: ぶちょうほう | 2010-11-20 19:14
ぶちょうほう様、ツメレンゲはその後も自生のものには出会われてないのですね。
やはり暖かいところのほうが多いということでしょうか。
四国では高知の海岸近くにも大群生している場所があって、私はそちらを最初に見たので、小豆島の山に自生するツメレンゲを見たときは、趣が全然違うように思いました。
岩場という意味では共通していますが・・。
今回は、山から下りてきたら民家の塀際にも群生していました。
フェリーは往復切符は買いましたが、予約はしないでおきました。でも、週末や、観光シーズンの盛りのときは予約しておくほうが良いかもしれません。
千羽ヶ嶽の岩場は、思ったほど植物は多くなかったようです。岩の質が寒霞渓とは違うのかもしれません。
投稿: keitann | 2010-11-20 22:46