2011年、散策始め、その4、アブラチャンの花芽
県境の山にはクロモジも多いですが、沢筋に多いのがアブラチャンの木です。
野草を見始めて日が浅かった頃、クロモジ、シロモジ、アブラチャン、ダンコウバイの区別がつかずに困ったのも今は懐かしい思い出です。
このクスノキ科の花たちはどれも愛らしい花芽をしています。
雪をまとったアブラチャンの木には小さな花芽が点々とついています。
アブラチャンの花はフクジュソウの花が咲く頃、同じように黄色い花ですが、はるかに小さい花を頭上に見せてくれます。
低山に多いダンコウバイは花もいちばん大きくて、花芽も結構大きいですが、アブラチャンはダンコウバイの半分ぐらいの大きさだと思います。
少し赤味を帯びた花芽だけでも十分に愛らしいと思います。
この木はまだ葉っぱをつけたままのようです。
色と言い、形と言い、可愛い花でしょう?
もう少し積もっていたら、丁度クリスマスツリーの飾りのようだったかもしれません。
ナギナタコウジュの花後の姿でしょうね。
秋にはこの地に来ることがあまりないので、ナギナタコウジュの花をここで見ていません。
一度ぐらいは秋にも来なければいけませんね。
沢沿いに群生していたようです。
また1月末までに、ユキワリイチゲの様子を見に来るときには雪はあるでしょうか?
ということはヤブニッケイの木でしょうか?
ヤマコウバシの葉っぱは冬が来て春が近づいてもなかなか落葉しないので、冬の山では良く目立ちます。
アブラチャンといい、ヤブニッケイといい、ヤマコウバシといい、クスノキ科の樹木なんですよ。
そして、途中、義弟の家に立ち寄り、留守の義弟一家に代わってラブラドルのワンコに餌をやってきたのですが、義弟の裏庭ではホトケノザが花盛りでした。
一日で、冬景色と春のような青々とした麦畑の両方を見ることができて、ずいぶんあちこち行った様な気になれて楽しい一日でした。
keitann様 こんにちは
普通の人なら雪のある寒々とした山散策のはずですが、流石にkeitann様はその寒々とした景色の中にどんどん意味づけをしていかれますね。
とても素敵な”自然溶け込み人間”だと感心しています。
自分もそうありたいと願っています。
投稿: ぶちょうほう | 2011-01-07 10:17
ぶちょうほう様、こんばんは。
雪があっても、この辺りでは積もるのは精々10センチとか20センチなので、樹木や草がすっぽり隠れるわけではなくて、雪はあっても結構野草は楽しめますよ。
これが1mも降り積もるところでは、樹木はともかくとして、野草の類は見ることができませんね。
雪が少し積もったぐらいだと、いろいろな実や枯れた後の姿も一段と綺麗に見えて、素敵です。
そのためには、花芽が何の花芽なのか、枯れた姿が何の花後なのかを知っていると、より楽しめるようです。
そのためには一年を通じて、同じ場所に何回か足を運ぶのがいちばんみたいです。
投稿: keitann | 2011-01-07 17:50
こんにちは。
ダンコウバイは近くにありますが、アブラチャンはまだ見たことがありません。一度、見てみたいものです。ナギナタコウジュは、枯れていてもすぐにわかりますね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2011-01-08 20:21
多摩NTの住人様、こんばんは。
ダンコウバイは低山に多いですが、アブラチャンは私が見た限りでは標高500mぐらいから上で、沢筋に多いです。
もしかしたら、南のほうに多い木なのかもしれませんね。
ナギナタコウジュだけは同定の難しいシソ科の中にあって、同定が簡単な花ですね。
これも四国の山ではほんとに良く見かけます。
投稿: keitann | 2011-01-08 23:34