« 瀬戸内の島巡り、その3、ハマダイコン | メイン | 瀬戸内の島巡り、その5、志々島(ししじま)へ »

2011-01-31

瀬戸内の島巡り、その4、イソヒヨドリ

港に向かって歩いていたら、見慣れない鳥がとまっているのが見えました。

P1270158

青っぽい色をした野鳥です。

青い野鳥で、今まで見たことがあるのはオオルリ、ルリビタキ、カワセミですが、大きさからいうと、カワセミではもちろんありません。

ルリビタキも割りと小さい野鳥だし、こんな感じではありませんでした。かと言ってオオルリはもっと暖かいときに石鎚のかなり高いところで見たし、こんな感じではなかったし・・・。

とりあえず、撮影しておけば家に帰って調べられるでしょう。

P1270169 地面に下りたところです。

お腹が茶色ですね。

自宅に帰って調べたら、直ぐにわかりました。イソヒヨドリです。

この場所は海岸から50mぐらいのところなので、イソヒヨドリという名前がぴったりですね。

また、山では見たことがない鳥です。

大きさなどはヒヨドリと同じぐらいですが、ツグミの仲間だそうです。

粟島はかなり野鳥の種類も多いようで、5~6種類は見かけました。

P1270173 道端には昔からある、円筒形の赤いポストが立っています。

島には、懐かしくなるような建物がたくさんありますが、ポストもほのぼのします。

P1270179 船着場の待合所で少し暖まりましたが、まだ時間が40分以上もあったので、島の北側へ行ってみることにしました。

といっても、船着場から島の北側には峠のような小高い場所を越えて直ぐです。

時間にすると10分足らずでしょう。

坂道を上がっていると、タンキリマメがまだ弾けたままです。

一体、いつまでマメがくっついているんでしょう?

P1270186 いちばん小高い峠のようなところを越すと、道が下りになっていて、すぐに海が見えてきます。

船の向こうに見えているのが佐柳島でしょうか?

いつも見慣れているのは本島や高見島とか粟島で、その向こう側の島はどうも馴染みが薄いのです。

次回はぜひ、佐柳島に行きたいと思ってるのですが・・・。

P1270194 東の方角には去年やぶこぎして登ろうとした紫谷山が見えています。

P1270197 少し引くとこんな具合です。

まるで別の島のように見えますが、ちゃんと地続きになっていて、紫谷山も粟島の山です。

P1270204 島の北側といってもやはり暖かいのか、その辺りにはリナリアがいっぱい咲いています。リナリアも春の花なんですけどね。

P1270207 どこかで見たことがあるような?と思ったら、ヤブチョロギが群生しています。

ヤブチョロギは去年か一昨年に実家の直ぐ近くではじめて見かけた植物で、帰化植物なんですね。

比較的新しい帰化植物が、こうやって早くも島にまで進出しているのです。

撮影していると、地元の女の方に「何を撮ってるんですか?」と話しかけられました。

このヤブチョロギは、やっぱり島の方も「昔は見たことがなかった花です」と仰ってました。

島の植物についても、なかなか興味深い話をお聞きしました。

P1270209 もっとお話を聞きたかったのですが、船の時間が気になり、早々に引き返します。

港に向かう道です。

山を切り開いて漬けられた道です。

P1270210 道の横の畑では文旦が美味しそうに色づいています。

コメント

keitann様 こんにちは
下の記事でハマダイコンの花を見てびっくりしましたが、ここ記事でもイソヒヨドリから始まって珍しいものがどんどん出てきます。
やはり行ってみるものですね。
昔ながらのあのポストもいつの間にか私たちの身近から消えていましたね。
ユリアナがもうこんな姿で・・・・こういう風に陸に囲まれたような海上の島では、寒さがそれほど厳しくないと言うことなのでしょうか。

ぶちょうほう様、こんばんは。

ハマダイコンにイソヒヨドリ、そして、昔懐かしい建築物など、島歩きでは、普段の暮らしではあまり見かけい物がたくさん見られます。
住んでいる方が高齢者が多いので、新しい建物がどんどん建つわけではなく、古くても使えるものは使おうという精神でしょうね。
今日も実は、海辺まで行っていましたが、やっぱりうちの辺りより、花が早いです。海水の温度はあまり下がらないようなので、(陸地がマイナス気温でも海水温は7度ほどあるようです)そのぶん、暖かいようです。
島は四方が海なので、もっと暖かいでしょうね。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ