今年二回目のユキワリイチゲ偵察へ、その2、グンダマ
田んぼのあぜ道や沢のほとりなど、細い道を歩いて行くと、ところどころでネットが張ってあります。山からイノシシが下りてきて作物を荒らさないように、ネットを張ってあるのです。でも、山の斜面にはイノシシが下りてきた跡がたくさんありました。
今年はどこもイノシシの被害がすごいようです。
畦には今回も群青色の玉が見つかりました。
Hさんが「グダマやね~」と言います。私は「グンダマじゃないの?」と。
Hさんは私の隣町で育ってますが、私とHさんの実家は距離にして4キロほどしか離れていません。方言もほぼ同じだと思うのですが、私は子供の頃、リュウノヒゲの青い実をグンダマとかテポウダマと呼んでいたと思うのに、Hさんはグダマと呼んでいたと、微妙に違うようです。
どちらも群青色から来た呼び名だと思うのです。
普通はこういう玉を竹鉄砲に詰めて遊ぶのは男の子ですが、私たちは二人ともおままごとよりも男の子の遊びを好んでやっていたようです。(^_^;
今は市内の住宅街に住む私と違い、Hさんは今も郊外に住んでいて、リュウノヒゲの玉ぐらいいくらでも見かけるようなものですが、それでも何年も見てなかったそうです。
こういうものは見ようという気がないと見られないものかもしれません。
やがて、イノシシらしき足跡がついた小さな橋を渡るといつもの道に出ました。
これだけ、足跡が雪に沈んでいるのはよほど重い動物でしょうから、イノシシでしょうね。
この前来た時は一面雪野原でしたが、この日は日当たりの良い場所は融けていました。
前回と同じく、ドライフラワーになったたくさんのノリウツギの花・・・。
ユキワリイチゲはこの前ほど、雪に埋もれてはなかったですが、場所によってはこんな具合にすっぽりと雪をかぶっていました。
このまま雪が残ってくれれば、ほんとに雪を割って咲いてくるユキワリイチゲの姿が見られそうです。
結局、この日見た中でいちばん膨らんでいたのがこの花芽でした。
陽だまりの場所を選んですわり、持ってきたポットのコーヒーを二人で飲みます。
毎年、Hさんとは2~3度は花を見に山に登るのですが、去年は6月までは私が忙しく、秋以降は彼女が息子さんの結婚式やお舅さんのお葬式で忙しくて、一度も一緒に登れなかったのです。
ゆっくり会ったのも半年振りぐらいだったでしょうか。
彼女が持ってきてくれた文旦を頂きながら、もう文旦の季節なんだな~と思いました。
それにしても、ユキワリイチゲの花の遅さは、私がこの場所に見に来始めて5年になりますが、こんなに遅いのは初めてですね。
コメント