お彼岸の花散策、その2、ツクシとヤブチョロギなど
丁度あれから一ヶ月経っていますが、もう萎びかけた個体も出ていますね。
山登りを復活してから、ツクシを見る期間がほんとに長くなりました。早い年だと、この辺の平野部では2月半ばには見かけるのですが、その後、山に登り始めると、高い山では4月や5月になってもだツクシがたくさん出てきます。
私がいちばん遅い時期にツクシを見たのは09年7月17日のことです。白馬岳から朝日岳へと縦走し、朝日岳の下りで見たツクシが、今まででいちばん遅く見たツクシです。
これがそのツクシで、リュウキンカとともに生えていました。
ツクシとサクラは山登りをしていると、実に早くから遅くまで、見る機会が何度もあります、
話は今年のお彼岸に戻りますが、実家の仏壇にもお参りしようと行ったところ、母が来客と話しこんでいたので、その間、実家の周囲を少し散策してみました。
実家の周囲は、私が子供の頃と、風景がほとんど変わっていません。
いつ行っても田んぼに囲まれたあまり代わり映えのしない風景ですが、かえって和みます。
そんな変わらない風景ですが、植物だけはちょっと変わってきたものもあり、これもその一つでヤブチョロギです。帰化植物で、いったいいつ頃から実家辺りに生えるようになったのやら?
10年前には見かけなかったと思うのです。検索すると、肥料に混じって入ってきたとか・・・。実家の周囲は田んぼや畑ばかりですから、納得です。
フラサバソウといい、帰化植物の繁殖力には舌を巻きます。このヤブチョロギはシソ科には珍しく、春先に咲く花なんですね。ヨーロッパ原産だそうです。
祖母の田んぼの畦には去年に続いてムラサキサギゴケも咲いていました。
これも昔は生えてなかったと思いますが、多分田んぼの基盤整備をした際に、どこかの山から土を運んだのがその土の中にムラサキサギゴケが混じっていたのだろうと思います。
綺麗な花ですが、乾燥しがちなこの辺りの気候で根付くかどうか??
田んぼの畦には、カスマグサとカラスノエンドウが、丁度良い具合に、今年も隣りあわせで咲いていました。
花や葉っぱの大きさがかなり違いますね。
これは昔から見かけていたホトケノザとナズナが畦で群生で咲いています。
子供の頃は雑草の名前なんてよく知らず、ホトケノザもナズナも名前は知らなかったと思います。
知っていたのはレンゲとタンポポぐらいでした。
それにしても、今年はホトケノザなどが3月には行ってから見事なほどピンクのじゅうたんを作っています。
今年の冬は当地でも寒かったので、例年なら冬場から咲いている草も、あまり咲かなかったようです。
それが3月になって一斉に咲き始めたので、北国の春に近い状態です。
いつもはそれほど歩かないのですが、この日はぶらぶらと子供時代以来で、田んぼ道をもっと歩いてみました。
そうしたら、ツクシが田んぼの畦のあちこちで出てました。
子供の頃は、ツクシといえば、近くのため池の土手に採りにいったもので、この辺りには生えなかったと思いましたが・・・。
子供の頃にツクシを採りに行った記憶はかなり鮮明で、やはり私は子供の頃から、こんなことが好きだったのだと苦笑してしまいました。
人間って、40年経っても50年経っても、同じことをしてるものです。
でも、今回の原発騒ぎが、子供たちのツクシ採りの喜びを奪わなければいいのですが・・・。
こんにちは。
私も子供の頃に、ツクシ採りなどに夢中になったこともありました。いまだにツクシを見ると心が踊りますね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2011-03-27 16:54
多摩NTの住人様、こんばんは。
ツクシって実際はそれほど美味しくてたまらない物ではないのに、子供にとっては見つけるとワクワクするものですよね。
この形が子供にはたまらないのでしょうかね。
スミレも同じで、子供時代にスミレを実家の近くで見つけると、すごく嬉しかったものです。
今もスミレを見ると嬉しいのはそれでかな?
投稿: keitann | 2011-03-27 21:34