3月上旬の海辺の山で、その3、スズシロソウ
海辺の山に行った際、一番初めに目に付いたのが、スズシロソウでした。
スズシロソウは真っ白な花なので、枯れ草の中でもよく目にとまり、車からでも見つけやすいのです。
でも、正直言って、この日に咲いていようとは期待してなかったので、それでかに喜びもひとしおでした。
和名はダイコンの花に似ていることによるそうですが、ここ数年、ダイコンの花をじっくりと見ていません。海岸近くで咲くハマダイコンの花は見ているのですが、うちの近くでも家庭菜園より少し規模の大きい程度のダイコン畑はあるのですが、なかなか足を止めてまでは見てません。
花だけを見ると、タネツケバナだのヤマハタザオだのという白くて4弁の花はどれもよく似ていて、見分けが難しいです。
いつもはもう少し後に来ることが多いので、一面白くなるほどに咲いてますが、今年は時期的に早いのと、開花が遅かったのとで、まだまだ疎らに咲いていました。
でも、花としては初々しい時期に見られたということでしょう。
不思議と、この山に近い山でも、スズシロソウを見かけることはないようです。
ずいぶんと離れた高知の山や、岡山の山では見かけるのですが、分布も面白いように感じています。
一度、この時期の島に行けば、スズシロソウを見ることができるかもしれないと思っていますが、春ともなるとあちこちの花散策が忙しいのです。
今年はこんな大きな災害があったので、例年よりも状況が難しいですが、今日は津波後何日も消息のわからなかった親友から電話が入りました。
これで、少しは近場の散策程度なら行けるかもしれません。
コメント