お彼岸の花散策、その6、ヤブツバキ、アブラチャン、フサザクラ
3月ともなると、野草だけでなく樹木の花も次々と咲き出します。
今年の冬の寒さはツバキ類の開花も遅らせました。ツバキが春の花であることが、今年ほどはっきりと身にしみたことはありませんでした。
いつもですと、冬の初めから咲き出す我が家のツバキも今年は3月になってから驚くほど咲き始めました。ご近所のツバキも同じですね。
山のヤブツバキも今年はほんとに冬の間は花を見せてくれませんでしたが、今回ようやくヤブツバキの花をまともに見ました。
それでも、山間部のヤブツバキはまだまだ咲き初めです。
先日訪れた低山ですら、まだ咲いてなかったので、今年のヤブツバキは4月中ごろが見ごろなのではないでしょうか。例年でもサクラよりヤブツバキの方が遅くまで咲いているのを見かけるぐらいですから、今年は落花で道が赤く染まるのはずいぶん遅くなりそうです。
ヤブツバキの花色は一口に赤といっても、ピンクに近い赤から黒味を帯びた赤まで、実に様々な色があります。
沢筋など、水気の多い場所でよく見かけるアブラチャンも咲き始めていました。
3月初めにフクジュソウを見に行ったときには、まだ花芽しか見ませんでしたが、3月末ともなるとアブラチャンも咲き始めるんですね。
実は今日も、アブラチャンと同じ仲間のクスノキ科の花、ダンコウバイとクロモジの花を見てきたばかりですが、アブラチャンの花はいちばん小さくて可愛いですね。
こちらがクロモジの花です。
シロモジは私が見た限りでは標高1000m以上ぐらいから見るように思います。
シロモジ画像は3年前に石鎚山系で見た画像をアップしておきます。
この木で標高1500m以上に場所にあります。
話は今年の3月23日に戻って、この日は咲いていることを予想してなくて、咲いているのを見てから「ああ、もうそんな季節なんだな」と思ったフサザクラです。
最近ようやく、夏場の葉の繁った季節にも見分けが出来るようになりました。
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