今年二度目の石鎚へ、その2、アイゼン装着
今回は雪も減って、成就社が登山道から見えますが、1月には雪に隠れてほとんど見えなかったのです。
神社の手前で、外人さんに会いました。今は日本から脱出する外人さんも多いという中、おおらかでのんびりした方たちで、日本語で挨拶してくださいました。
成就社からしばらくはなだらかな下り道になっていて、標高1450mの成就社から100mほど下ります。
夏道もところどころで露出していて、雪も腐っているので、しばらくはアイゼンは必要なしと判断しました。
この後、直ぐに、ロープウエイで一緒になった単独の男性とお会いしたのですが、Rさんがご存知のKさんでした。
Kさんはブログをお持ちとのことです。旅は道連れということで、ここから先はKさんとご一緒することになりました。
成就社から少し歩くとブナの木が出てきます。残念ながら霧氷は望むべくもないですが、枝の先にはかすかに新芽らしきものが見えて、春山の感をいっそう強くしてくれます。
最近、ジム通いをされているので、歩くのも速く、お元気です。
体力がなくて、山頂までいけない人は、ここで遥拝してくださいとあります。
確かに、この鳥居をくぐった辺りから、山頂方面が見えるんです。
これは三角点方面ですね。
そしてこちらは山頂方面ですが、1月に登ったときよりも、二ノ鎖小屋などがはっきりと見えました。
それだけ雪が解けているということでしょうか。
石鎚はよくガスがかかるので心配でしたが、この日は視界は悪くなさそうです。
この辺りはなだらかな道です。
手前の木々なども、どことなく春らしい雰囲気がありますね。
この後、9時半頃に、急登に入る直ぐ手前で休憩を入れることにしました。歩き始めから約1時間が経っています。
少し空腹を覚えたので、軽くお菓子など食べ、お茶を飲みます。この日用意した水分はお茶を500mlとポットにはお湯を500mlです。ここから急登が始まるので、シャツは脱いで、衣服調整します。
案の定、急登が始まり、登山道も雪がべったりとくっついています。滑りそうになるので、アイゼンを装着することにしました。
Kさんはこのぐらいならアイゼンはつけないと仰って先に上っていかれましたが、やはり少し上でアイゼンを装着されていました。
急登の雪道はやはりアイゼンをつけると楽です。
ジグザグの急登を何度か登ると、10時23分前社ヶ森の道標がありました。この道標は1月にも目にした道標です。
雪は1月より50センチほど少ないようです。
ここが試し鎖との分岐になっているんですね。
ここは当然、1月にも歩いたように左に行きます。
ところが・・・
斜面をトラバースする箇所がああるのですが、1月は通過するときに全然問題のないトラバースだったのですが、今回は雪が落ちたのか、ずいぶんと急な斜面になっていて驚きました。
足を滑らせれば滑落間違いなしです。
Tさんは雪の山も経験されてるので、問題ないのですが、Rさんは雪山にはあまり慣れていないので、恐る恐るという感じです。
それにしても1月はもっと雪が多かったのですが、瓶が森が綺麗に見える場所で、トラバースしながら何枚も撮影した記憶があるのです。
今回は雪は減っているはずなのに、前回よりも危険度が増している箇所が何箇所かありました。
雪の山はやはりその都度、条件が違うということを痛感させられます。
トラバースが終わったら、急斜面の上に前社ヶ森の小屋が見えてきました。
2ヶ月前に登ったばかりで、ルートははっきり覚えているのが強みでした。
小屋到着は10時30分です。
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