今年二度目の石鎚へ、その6、下山
山頂は心配していたほど風もなく、寒くもなかったのでした。
早速、お湯を沸してお昼ご飯にします。そして食後は今回もTさんが作ってきてくださった紅茶を美味しく頂きました。その間にも、周囲はガスがかかり始め、二ノ森がほとんど見えなくなりました。着いて直ぐに撮影しておいて正解でした。
石鎚最高峰の天狗岳をバックにして立っているのは、たまたまロープウエイで一緒になって、この日の行動をともして下さったKさんです。
今まで何度か来たけど山頂で視界があったのは初めてというRさんは、記念に天狗を熱心に撮影されています。
山頂にはやはりRさんがご存知の方がいらして、その方ともお昼を食べながら、お話をさせていただきました。
ガスがかかり始めたので、1時過ぎに下山を始めることにします。
下山を始めたのは1時10分頃で、その頃には天狗がもうこれだけしか見えていません。
二ノ森もすっかりガスに隠れていました。
下りは、お願いして、Rさんの知人のNさんにも途中まで一緒に下っていただくことにしました。
下り始めの部分は神経を使う下りなので、皆、カメラはザックにしまいこんだので、画像はありません。
これはコンデジで撮影したもので、鉄板道を下った直後ぐらいの画像です。
ここはそれほど怖くない場所で、後方から来た方に先に行ってもらっています。
Rさんの後ろからKさんが念のため、歩いてくださってます。
13時45分、二ノ鎖小屋まで下ってきました。
ここまできたら一安心なので、カメラをザックから出しました。
Tさんは山頂で帽子を冬用の帽子に変えたのですが、カラフルな帽子の向こうに瓶ヶ森が見えています。
真っ白な雪の斜面を下るのは爽快ですが、登りの時に比べると気温が高くなって雪が腐り始めています。
石鎚がすっかり逆光になっています。
この辺も危なくはないのですが、結構な急斜面です。
良い雰囲気ですね~。
沓掛山と笹ヶ峰の吊尾根がまだ綺麗に見えています。
山頂を下り始めたときはガスり始めたと思ったのですが、いつの間にか穏やかな晴天に戻っていました。
夜明峠通過は14時12分でした。
この少し向こうで小休止を取ります。
休憩地点から、最後の石鎚を眺めます。ここから下は、こんなに綺麗に見える場所はありません。
1月に来たときは、時間が遅かったので、ロープウエイの時間を気にしながらの下りで、気ぜわしかったけど、今回は時間はたっぷりあります。
この後、八丁のちょっと手前まで、登りではそれほどにも感じなかったのですが、滑らないように気を使う下りが多くて、皆で「明日は筋肉痛が怖そうやね」と言いながら、下ったのです。
八丁通過は15時15分でした。
八丁まで下ると後は、平坦な道と軽い登り返しだけなので、気楽なものです。
道に落ちてたヤドリギの枝などを撮影しながら歩きます。
皆でのんびりとお喋りしながら歩き、15時43分には成就社に着きました。
そういえば、大昔の大学3年の春休み、丁度3月の下旬頃だったと思いますが、帰省した折に西ノ川から瓶ヶ森に登り、白石小屋だったでしょうか、一泊したことがありました。
そのときに、瓶ヶ森から見た石鎚の姿を思い出しました。
ロープウエイの駅には丁度良い時間、16時10分に着きました。16時20分のロープウエイで下ってきたのですが、周囲はまだまだ明るくて、日の長さでも春を感じました。
1月に登ったときほど、緊張するところはなかったですが、それでも下りはかなり足に力が入っていたようで、翌日は久々に筋肉痛が出ました。(3週間も登ってなかったので、そのせいかも??)
今季最後の雪の山となりましたが、私にとっては親友の無事が確認できた記念登山と言うことで、これから一生記憶に残る山になることでしょう。
コメント