011年、大江高山と山陰花紀行、その8、スミレの下山路
山田側の山頂を下り始めたのは14時18分でした。結局、コースタイムも2年前に登ったときとほぼ同じになりました(^_^;
山田登山口への道はちゃんとジグザグも切ってあって、普通の山道です。
このコースは確かスミレの多い道で、ヒゴスミレやアケボノスミレを見られたはずなので、下りが楽しみです。
下り始めにたくさん咲いていたのはサンインスミレサイシンでした。でも、この辺りのスミレサイシンは不思議と花柄の紫のが多くて、シックな雰囲気でした。
アセビの木はのぼりでも見かけたのですが、大江高山のアセビはずいぶん大きな株が多かったです。
四国の山で見るアセビはそれほど大きな木は見ないのですが、この辺りは雪が積もるので、大きくなるのでしょうか。
それに葉っぱも大きくて、花が咲いてなかったらアセビとはわからなかったかもしれません。
検索すると、アセビは葉が大きくなるタイプと小さなタイプがあるようで、太平洋側のアセビは葉が小さいという風に書いてありました。
ヤブツバキとユキツバキみたいなものでしょうか?
登り道でも見かけた山陰型タチツボスミレと思われるタチツボスミレです。
アケボノスミレはまだ開花してない株が多く、綺麗な個体に会えなくて残念でした。
アケボノスミレは距が独特な形をしているのと、花の時期に葉がほとんど出てないので、見分けられます。
暖かいはずの四国でも、まだヒゴスミレもアケボノスミレも見てないのに、島根でこれほどスミレにたくさん出会えようとは、嬉しい誤算です。
イカリソウの花芽が上がっていますが、花は1週間ぐらい後に咲きそうな感じですね。
全草に毛が多いので直ぐにわかるスミレです。
そして、これは香川の人間にはおなじみのナガバノタチツボスミレです。
結局、下山路を半分ほど歩くだけで、6種類ものスミレが見られたのでした。
まるでスミレの観察会でした。
下山の途中から、直ぐ前を女性ばかり5人ほどのグループの方が下られていたのですが、その方たちが植物に詳しそうな方でした。
途中でも、ウグイスカグラの花を見つけられて、毛があるからミヤマウグイスカグラだというようなことを話されています。
お尋ねしたところ、福岡から来られたグループでやはり植物好きの方たちが花を見るために登られていたようです。
私も娘が福岡にいるので、いろいろとお話をさせていただきました。
誰かが土の中から掘ったままになっているミヤコアオイの花も見ることができましたが、このままにしておくと枯れるのだそうで、撮影後は土をかぶせておきました。
keitann様 こんにちは
しばらくネットを休んでいましたが、やっと再開する気持ちが湧いてきました。
それにしても今回の地震津波の大災害はショックでありました。
被害に遇わなかった小生たちまでも気持ちを萎縮させてしまいましたね。
今後はボチボチと進めていくつもりですが、よろしくお願いします。
今回は既にお馴染みの島根県ですか、行動の範囲は相変わらず広いですね。
投稿: ぶちょうほう | 2011-04-16 18:00
ぶちょうほう様、こんばんは。
ときどき、ぶちょうほう様のブログに伺っていましたが、更新が止まっていたので、たぶん大震災のことでいろいろお考えなのだろうと推察しておりました。
私の場合はいちばんの親友が石巻で被災してしまい、津波後一週間、消息知れずになっていました。何もしないのが苦しくて、かえって、ブログに何かを書くことによって、自分の気持ちをなだめていたようなところがありました。その後、友人の無事がわかり、ほっとして、ようやく花を見る気持ちになったのです。
とはいえ、多くの方が命を落とされ、行方不明のままなのは、やり切れませんね。
四国は距離的にも被災地から遠いこともあって、比較的早く、落ち着きを取り戻したようです。むしろ西日本の人たちの中にはどんどんお金を使い、経済をまわしていかなければいけないという考えも多いようです。
山に入り、花に向かい合えば、心が不思議と落ち着くものですね。
投稿: keitann | 2011-04-16 22:39