011年、大江高山と山陰花紀行、その9、車道でお花見
ここで、驚くべきことがわかりました。
なんと先ほどから私たちの前を歩かれている植物好きのグループの方たちに混じって、2年前にもこの山で偶然お会いした地元のKさんがいらっしゃることがわかったのです。
Kさんはこの日は福岡からいらした方たちを案内されていたようです。同じ時期に同じ花が見たくて登っていると、こういうこともあるものなんですね。再会を喜び合いました。
同行のRさんが、Kさんと私が話しているのを撮影してくださっていました。
2年前にも見かけたヤマエンゴサクが綺麗なグラデーションで咲いていました。
咲き初めと咲き進んだ株で色が違うのでしょうか。
前回はこの場所でギフチョウを見ているのですが、今回は生憎と飛んできてくれませんでしたので、2年前の画像をアップしておきます。
アゲハチョウを小さくしたような蝶で春の女神といわれるらしいです。
ツクシの生えた草原はのどかで、山から下ってきたと感じました。
田んぼの畦にはキジムシロが咲いています。
後は車道を歩くだけです。
民家の背後の山がもちろん、今登ってきた大江高山ですね。
ヤマネコノメソウは登山口にも下山口にも大群生で咲いています。
四国で見るよりも島根で早く見ることとなりました。
これも春の定番の野草、カキドオシが石垣を這い上がるように咲いていました。
セリとツクシを摘まれていました。セリはてんぷらにして食べると美味しいということを教えていただきました。
ほころび始めた桜の木の向こうで、代掻きをしているトラクターが見えます。
山間の田んぼではもう田植えの準備が始まっているんですね。
山田登山口には15時50分に下ってきました。
ここからは飯谷登山口まで、のんびりと花を見ながら車道歩きですね。
タチツボスミレを見た後で、今度はナガバノタチツボスミレが咲いていました。
タチツボスミレだけでも4種類が見られるのがすごいです。
宮司さんが祝詞を上げるのを恭しく頭を垂れて聴き入る地元の氏子の方々・・・。
なんとものどかな光景でした。
山では咲いているのを見られなかったシハイスミレが、山麓ではさすがに咲いています。
この日だけで、一体、何種類のスミレを見たことやら?
咲き始めたばかりのショウジョウバカマも車道沿いで見ることができました。
ショウジョウバカマも結局、四国で見るより早く、島根で初見の花を見ることになったのでした。
これで、この日の山歩きは終了です。
コメント