011年、スミレ散策、その3、ニオイタチツボスミレ
3月29日にこの山に来たいちばんの目的はニオイタチツボスミレを見ることでした。
その前、3月9日に来たときは花芽があがったばかりでしたが、いつもだと3月半ばには咲いているのです。3月末なら、さすがに咲いているだろうと予想して来て見たのですが・・・。さて、予想は当たって、見事に咲いていました。
辺りは枯れ草の茶色が目立つ中で、そこだけ緑の葉っぱが繁ってニオイタチツボスミレが咲いています。
花の色のムラサキがひときわ濃く、中心部の白抜きの部分がはっきりと目立ちます。
くっきりはっきりしたメリハリのついた顔とでも言いましょうか。
花自体は香川でいちばんよく見かけるナガバノタチツボスミレより小さいです。
株も全体に小さくてこじんまりとまとまっています。
多花性のスミレと言えるかもしれません。
ニオイ・・・とつくぐらいですから、香りがあるのが、いちばんの特徴ですが、中には香りのない個体もあるそうです。
私が毎年見に来ている、この山のニオイタチツボスミレは香りがかなりあって、ちょっときつい香水のような香りで、どちらかというと東洋系のカンランの香りなどが好きな私にはちょっと強すぎるように感じられます。
葉っぱも見分けやすいです。
香川では普通のタチツボスミレはほとんど見られず、葉に紫色の葉脈が入るナガバノタチツボスミレが多いのですが、ニオイタチツボスミレの葉は葉脈も緑色です。
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