4月中旬に見た花、その12、ウラシマソウなど
春になると山ではいろいろな花が咲き出します。
カタクリやイチリンソウなど見た目の可憐な花だけでなく、ウラシマソウやユキモチソウ、マムシグサなどというテンナンショウの仲間も咲き始めます。
ウラシマソウは海に近い低山や島で咲くことが多く、それだけにテンナンショウの仲間でも開花時期はいちばん早いのではないでしょうか。
10日前には花は見えなかったのが、4月半ばには花が咲き、釣り糸といわれる長い付属体を出していました。
葉もずいぶん立派な個体でした。
テンナンショウの仲間の中ではユキモチソウ、ムサシアブミと並んで、もっとも有名な植物ではないでしょうか。
ミヤマハコベの存在を忘れていましたが、この山ではミヤマハコベが見られるのでした。
大きい真っ白な花はちょっとした山に咲いていますが、見ごたえのある美しい花ですね。
コバノタツナミも10日前には咲いていなかったのが、10日経つときっちり咲いています。
野草散策を始めて間もない頃、タツナミソウが見られたのがとても嬉しかったのです。
というのも、うんと以前、お茶会に行ったときに、茶花として生けられていたのがタツナミソウでした。
それ以後、なんとなく憧れていた花でした。
オドリコソウもまともに咲いているのは、今年初めてようやく見られました。
これもずいぶん前から憧れていた花ですが、こちらは山陰旅行で20年近く前に初めて見ています。
その次に見かけたのは、なんと宇和島城でのことでした。
今では海辺の山や、島などで、よく見かけますね。
keitann様 こんにちは
この記事で掲載されている野草のうち二つが拙庭で今咲いています。
ウラシマソウとオドリコソウなのですが、小生の義兄が一時期渥美半島の先端伊良湖で民宿を営んでいて、その庭先にその花達が侵入してきていて、そのうちの少しを掘って持ってきたものでした。
あの種類は海の近くが好みなのでしょうか。
陸地深くの山では見かけなくなりますね。
オドリコソウもウラシマソウも拙庭では条件が少し悪いのでしょうか、段々株が弱って来てしまいましたが、今年もなんとか楽しむことができました。
タツナミソウも茶花となると風格が増すように感じますね。
投稿: ぶちょうほう | 2011-04-28 11:10
ぶちょうほう様、こんばんは。
先日、ぶちょうほう様の ブログでちょうどオドリコソウとウラシマソウをみせていただいたところでした。
こちらの山と同じぐらいの時期に咲くのですね。
伊良子の義兄様という方は先日の御記事で触れられていた方で、最近お亡くなりになった方でしょうか?
お悔やみ申し上げます。
ウラシマソウとオドリコソウは四国でも海辺の低山や島にたくさん生えています。
どうやら、温暖な地を好むようですね。
わが庭には、なぜかウラシマソウだけはないのですが、ユキモチソウとムサシアブミは4月半ば頃からずっと咲いていますよ。
宿根草の仲間は、長い年月、同じ場所で植えっぱなしだと株が古くなりすぎて弱るみたいですね。
子株が出来ているでしょうから、株分けして植え替えてやると良いかもしれませんね。
タツナミソウはうちの庭でも普通のタツナミソウとヤクシマタツナミソウと言うのが咲き始めたようです。
投稿: keitann | 2011-04-28 18:08