« 6月前半の散策から、樹木の花③ | メイン | 6月前半の散策から、野草② »

2011-06-17

6月前半の散策から、野草①

樹木の花は一通りアップが終わりましたので、今度は野草をアップしようと思います。

6月になると、野草は端境期で一段落と思っていましたが、それでも意外と咲いているものですね。

P6020249

シュンジュギクを今年は去年とは違う場所に見に行きました。

シュンジュギクとはミヤマヨメナの変種だそうですが、そのミヤマヨメナのほうは見たことがありません。主に蛇紋岩地などに自生するそうで、高知では5月に蛇紋岩地に咲いているのを見ます。香川の山は蛇紋岩地ではありませんが、徳島との県境の山にはシュンジュギクが多いです。

P6020240 5月末に訪れたときにはあまり咲いてなかったのですが、6月に入るとたくさん咲いています。

色は白で、地味ですが、たくさん咲いている様子は風情があっていいものです。

P6020202 フタリシズカも6月の山ではあちこちで咲きます。

ヒトリシズカやフタリシズカと言うのはネーミングのせいか、野草のことをあまり知らない人でも名前は聞いたことがあると言う人が多いですね。

P6020143 ミヤコグサが畦にたくさん咲いていました。

P6020144 鮮やかな黄色は遠くからでもずいぶん目立ちます。

P6020164 ニガナは5月に引き続き、ちょっとした山地で良く見かけます。

なんでもない花ですが、表情があって、好きな花です。

そういえば、今年はシロバナニガナをまだ見ていませんでした。

P6020186 ミズタビラコを見つけたのはいいのですが、薄暗くてこんな画像しか撮れませんでした。

ワスレナグサによく似た花で、よく見るととても可愛いんですよ。

P6020204 オオハンゲのユーモラスな花も咲き出していました。

一時期、大群生していたのですが、こんなものまで盗掘されたのか、最近は群生が小さくなりました。

P6020257 野草散策を始めた頃は、見分けのつかなかったミヤマナルコユリも咲いていました。

アマドコロ、ナルコユリ、ミヤマナルコユリ・・・どれも名前は似ているし、実物も似ているし・・・大変でしたが、最近はようやく覚えてきました。

P6020262 キキョウソウも結局、今年見たのははこのとき見かけた一輪だけでした。

ヒナキキョウソウはそれでもよく見ますが、段段咲きのキキョウソウは香川ではあまり見かけないんですよ。

コメント

keitann様 こんにちは
今回のこの記事のお陰で新しい種類を覚えられました。
シュンジュギク・・・・・実は先日入った雨生山(うぶさん)で白花のサワシロギクみたいなこの花を見ているのですが、ごく軽~く考えてしまい、サワシロギクが随分早くから咲き出してきているな・・・・と考え、写真だけ撮って通り過ぎてしまいました。

この記事を読んだお陰でそれが大きな間違いであったことに気づかされました。
シュンジュギクというレパートリーが一つ増えました。
ありがとうございます。

ぶちょうほう様、こんばんは。

この記事がきっかけで、シュンジュギクというミヤマヨメナに似た花のことを覚えて下さると嬉しいです。
香川の県境の山にはこのはなが多くて、初夏に稜線を歩いていると、よく目にします。
でも、花の時期にはあまり行かないのですが、今回はちょっと下の方で見てきました。
蛇紋岩地に多いとあるので、ぶちょうほう様が歩かれた山も確か蛇紋岩地と思いましたので、納得がいきますね。
サワシロギクというのはまだ見たことがないのですが、シュンジュギクのように初夏から咲くキク科の花はまだ見分けがしやすくてよいですね。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ