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2011-06-09

5月の駆け足ドライブ、その10、ヒトリシズカ

結局、麦草ヒュッテでお昼を食べた後、茅野に向かって下り始めたのは午後1時を回っていたでしょうか。お昼を食べている間に、とうとう雨が降り始め、本降りになったようです。

白駒池散策と麦草ヒュッテ周辺の散策の間だけでも雨が降らずに済んで、ほんとに良かったと思いました。

もうこれで、思い残すことはありません。

一路、茅野に向けて下ります。

P5239433

下りの車窓から眺めて印象的だったのはカラマツの芽吹きでした。

このドライブでは、ほんとにたくさんのカラマツを見ました。四国ではカラマツが見られる場所は限られていて、代わりにブナなどのほうが多いのですが、本州の山ではこれほどカラマツが多いのかと、あらためて感じました。

P5239437 雨が降っていたので、横着をして車の中から撮影したカラマツの木です。

ホテル周辺では柔らかな緑の葉にしっとりと水滴が着いていたのが印象的でしたヶ、標高2000m近い今場所では芽吹いたばかりです。

P5239434 ミネザクラは麦草峠から茅野への下り道でもずいぶん見かけましたが、こちらのは植栽の雰囲気がありました。

P5239441 茅野に至るまで、別荘をずいぶん多く見かけました。

道も整備された道だし、茅野から1時間もかからずに来れるので、東京に住んでいる人が週末に訪れるのも、そう大変ではなさそうです。

P5239446 かなり下ったかと思うのですが、気温はこんなものです・・・・。

その前の東京は真夏日だったので、なんという気温差・・。

真夏の避暑地にはもってこいですね。

P5239451 道端にはこの日もイチヤクソウが見られました。

もしかしたらマルバイチヤクソウかもしれませんが、あまり見たことがないので、細かいところまではわかりません。

P5239457 まだ咲き始めのヒトリシズカがいっぱい咲いているところもありました。

私の住む辺りの低山とでは開花時期が1月半違います。

P5239458 雨の中、傘まで差して、少し歩きました。

まだ芽を出して間もない柔らかな緑の葉の中でヒトリシズカが可愛いですね。

アケビの葉も見えているようです。

P5239466 淡いピンクのイチゴのような花も咲いています。

もっと下った場所でもたくさん見たのですが、帰宅して散々調べてようやくわかりました。

ヒメバライチゴサナギイチゴ(6月12日訂正)とわかりました。

本州~九州に分布とありますが、四国では見たことがなく、また本州の山でも初見でした。

P5239462wakaba 新緑の瑞々しい小道です。

白い樹肌はシラカバのようですね。

P5239469 道沿いに咲いていたのは植栽のようですがナナカマドです。

これも7月のアルプスではおなじみの花です。

1時間ほどで、お蕎麦屋さんやカフェなどの立ち並ぶ人くさい場所に下ってきました。

もう先ほどの高山の雰囲気はありません。

P5239470

山すそまで下ってきたものの、山の雰囲気から離れ難くて、裾野を少しだけ走ってみました。

林の縁で車を停めて歩いてみたら、セントウソウがまだ咲いていました。

P5239474 そして、林に足を踏み入れると、そこはマイヅルソウの群落です。

マイヅルソウといえば、高山の花とばかり思っていましたが・・・。

P5239472 林床は驚くほどのマイヅルソウの群落でした。

この後、諏訪インターに乗る前にお土産などを買い、インターに乗ったのは結局、午後4時ごろになりました。

四国に帰り着くまで雨は止むことなく、ずっと降っていましたが、おかげでスピードを出そうにも出せず、時速90キロぐらいでのんびりと帰ってきました。

長距離運転は慣れていますが、最初から最後まで雨がやまなかったのも珍しい経験でした。

高速の深夜割引を使うために、帰宅は深夜零時過ぎに予定していましたが、あちこちで休憩しながらの走りでしたから、結局、帰宅は午前2時を回りました。

でも、山登りを終えてからのドライブよりははるかに楽でした。

山登りできればいちばんいいのですが、出来なくても、ドライブだけでも充分山の雰囲気を味わえると知ることが出来て、良い経験になりました。

コメント

keitann様 こんにちは
先日こちらでウスギオウレンを見て、小生が3年前にオーレン小屋周辺で見たものは何だったか、調べてみました。
葉が写っていないものばかりでしたので、断定は出来ませんが、花びらの色はすべて薄く黄色味掛かっています。
これはどうもウスギオーレンだったようですね。
ツクモグサの咲く時期が近くなっていますが、もう一度確認に行きたくなって来ました。

茅野まで下る別荘地付近でも、未だ標高は高いので、それにふさわしい草花が沢山見られましたね。
ヒメバライチゴは初めて聞く名前でした。珍しい葉っぱですね。

ぶちょうほう様、こんばんは。

3年前にご覧になったオウレン・・・花の色が黄色っぽかったのですね。セリバオウレンやコセリバオウレンの花は真っ白ですから、花色の違いはかなり参考になると思います。
私が見たのが5月20日頃なので、すでに花の時期は終わっているかもしれませんが、何とか標高の高い場所で咲き残っていると良いですね。

所変われば、花変わるとでも言いましょうか、散策場所が変わると咲いている花も見たことのない物が出てきます。
こういうことが、旅先での散策の楽しみになりますね。
ヒメバライチゴは淡いピンクの花だったので、執念で調べました。色のついたイチゴの花はアルプスのベニバナイチゴぐらいしか思い浮かびませんから・・・。
イチゴの種類はとても多くて、頭を悩ませる花が多いです。

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