5月の駆け足ドライブ、その10、麦草峠とツクモグサ
白駒池駐車場からほんの数分も車で走れば、そこは麦草峠です。
麦草峠は数十年前も歩いているはずなのですが、こんな立派な車道が通っていれば記憶に残っているはずです。同期の山仲間のM君に尋ねたところ、昔も今ほど広くはないけど、車道は通っていたとのことです。
麦草ヒュッテから少し南に小高くなった場所から広角レンズで撮影しました。
向こう側に見えている山は茶臼山のようですね。
メルヘン街道上にかかっている標高2127mを表す標識です。これは日本国内の国道では二番目に高い場所なのだそうです。
因みに一番高いのは群馬の渋峠、2172mだそうです。
車でこんな高い場所まで運転してきたのは初めてかもしれません。
02年夏に、実は乗鞍スカイラインを走るつもりでゲートまで行っているのですが、マイカー規制になる前の最後の年だったので2時間待ちとなっていて諦めたのです。
ヒュッテの前には車もほとんど停まってなくて、危うく、営業してないのかと思うところでした。
中に入ると、ちゃんと小屋の方がいて、丁度お昼時だったので、カレーうどんを注文しました。
この日の気温はこの場所でも5~6℃しかなかったようです。
暖かいものが欲しくなりますね。
カレーうどんが出来るまで辺りを少し散策することにします。
小屋を出ようとしたら、ツクモグサの写真が貼ってあったので咲いている場所を教えていただきました。八ヶ岳にはツクモグサが自生するそうですが、ここのはもちろん小屋の方が植栽されているものです。
天気が天気なので、開いてはいませんでしたが、咲き具合は丁度良いという感じです。
本州では白馬岳付近と八ヶ岳にしか咲かないという貴重な花です。
たまたま2年前の白馬~雪倉~朝日の山歩きで、見ることができた花で、私の中では素晴らしい思い出として残っている花です。
2年前の白馬でのツクモグサの記事はこちらにありますので興味をもたれた方はどうぞご覧下さい。
これもここだけで咲いていたので、植栽かと思われるキバナシャクナゲが咲いています。
本来なら、もっと標高の高い場所で見かけることが多いです。
まだ雪が解けた直後なのか枯れたような草原にカケスが一羽いました。
それにしても、麦草峠も昔は歩いているはずなのに、あまり記憶が残ってなくて、昔の地図を出してみてみました。
赤線が引いてあります。
はるか40年近く前の五万図です。
その頃はこうして数十年後に、車で来ることがあろうとは夢にも思いませんでしたが、人生もいろいろなことがあるものですね。
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