裏寒風を登る、その4、バイケイソウ
見えている尾根は寒風山の南側のピークから伸びている尾根のようです。
天気が良ければ伊予富士まで見えるでしょうが、雨に降られなかっただけでも良しと思わないといけませんね。
こんな急登を雨具を着て登ったならば、汗だくになるに違いないからです。
ガスってますが、画像左のほうにちょこっと突き出しているのがピークです。
ここでしばらく休憩することにして、それぞれ行動食を摂ります。私はお腹が空いたので、おにぎりを一つ食べることにしました。
しばらくすると、山頂方面から誰か下ってくるようで、話し声が聞こえてきます。
Eさんがヤッホーと叫ぶと返事がありました。
山道は狭そうなので、すれ違うのに難儀するといけないので、展望台で下ってくるパーティーを待つことにしました。
待っている間に、目の前に咲いてるきれいなドウダンを撮影します。
赤っぽい色をしていますが、シロドウダンでしょうかね。
丸っこい実がなっているのですぐにわかります。
後でわかったのですが、この裏寒風、アケボノツツジの時期も素晴らしいようですね。
下ってこられるのにずいぶん時間がかかるな~と思っていたら、後でわかったのですが、オオヤマレンゲの花を見ながら下られていたので時間がかかったようです。
画像下のほうに下られて来た方が見えています。
足元だけ撮影させていただきました。
道はこの辺りは人一人通るのが精一杯の広さでしょうか。
やがて、展望台までこられてわかったのですが、この方は寒風山の登山道の整備を熱心にされているHさんだったのでした。
去年も伊予富士でお会いしているのですが、私は山で会う方の顔を覚える気が全然ないので、すっかり忘れていました。
後で、女性の方も二人付いてこられて、この女性の方のほうは去年も伊予富士でHさんと同行されていた方だとは思い出しました。
Hさんは私たちが西尾根の取り付きから登ってきたというと、ちょっと驚かれたようでした。
さて、狭い山道ですれ違うのを避けようと長い間,待っていましたが、挨拶し終わったら、山頂目指して出発です。出発は10時5分です。結局、20分も休憩していたことになります。
今年はオオカメノキを良く見ました。
さきほどたくさんのオオヤマレンゲに会ってもうこれからは見られないのだろうとおもっていたのに、また咲いています。
と思ったら、斜面にヒメシャラの花が落ちています。
慌ててきょろきょろと上を見上げますが、ヒメシャラの木は見えますが、花は咲いていません。
一度でいいから木で咲いているヒメシャラの花を見たいものです。
ヒメとはつきますが、山のヒメシャラはでっかいですよ。
そして、その傍らに白いバイケイソウの花が咲いています。
6月末の東赤石ではまだ咲いてなかったけど、7月に入ると咲くんですね~。
この上が恐らく稜線になっているのでしょう。
岩場の前におあつらえ向きに、またまた綺麗なオオヤマレンゲ・・・。
そして、岩場を左に回りこむように道がついていました。
岩場を登る直前に足元の谷のほうを覗き込んでみました。
岩場にはちゃんとロープが垂らしてあって、これは先ほどお会いしたHさんが整備されたのです。
最後に登ってくるのはRさんです。
岩場を登りきると思ったとおり稜線に飛び出しました。
時刻は丁度10時30分でした。
稜線に出たところに、「西稜登山口へ」と書かれた木の札がつるしてありました。
ここまできたら、何の心配もありません。
なんとなく呆気なく登れてしまった感がありましたが、ここ1,2年で登る人が多くなって、道がこなれてきたということでしょうね。
正規の登山道は稜線伝いの道なので、岩場にはイワキンバイが咲いていました。
この花、東赤石にも多いのですが、6月末にはまだ咲いてなくて見られなかったのが、ここ寒風で見ることができました。
展望があれば、素晴らしかったのにね~。
ところどころで、今時の花であるコメツツジも咲いています。
肉眼では山頂にいる人まで見えています。
あとちょっと・・・。
前にも、西赤石の稜線を歩いていて見たことがありました。
ハルゼミかエゾハルゼミだったような??
思ったより早い到着でした。
keitann様 ここまで来ると暑さは少しは減じられそうですね。
景色には恵まれなくても日光の直射で苦しめられないだけ儲かったと言えるかもしれませんね。
(多分に悔し紛れではありますが・・・・)
ここでもまた、オオヤマレンゲの素晴らしい花を拝見。
ドウダンもよい色ではありませんか。一体何ドウダンでしょうね。
ヒメシャラはあと一歩でしたね。小生も木についている花を眺めてみたいものです。
バイケイソウの白味が勝り、意外に清楚な姿なんですね。
投稿: ぶちょうほう | 2011-07-18 12:12
ぶちょうほう様、こちらにもコメントをいただきましてありがとうございます。
標高1500mを超えると、さすがに暑さが違ってきますね。稜線に出ると風が加わるので、なおのこと涼しいです。
でも、曇っていたぶん、展望がいまいちだったので、次回は秋の晴天のときか春のアケボノツツジの時期がよさそうです。今回はルートの下見と考えれば、雨に降られなかっただけ儲けものでした。
おまけに予想以上のオオヤマレンゲに可愛いドウダンがついてきました。
ヒメシャラの木で咲いている姿は来年の課題ですね。
投稿: keitann | 2011-07-18 18:19