初めてのアルプス単独行、その8、クロユリ
鏡平の少し手前から、睡眠不足の疲れが出てきて、その日の泊まりはもう鏡平の小屋でいいかな~などと日和見的な考えが頭をもたげていました。
いったん、鏡平の小屋に入って、宿泊受付の用紙に記入までしかけたとき、小屋の方が「今日は布団が一人に一枚当たらないかもしれませんけど・・・」とおっしゃるのです。90人の団体さんがこの後、やってくるのだそうです。え~、それは困りました。ただでさえ、睡眠不足の上に二日目も睡眠不足では次の日歩けません。「双六小屋まで行けばそれほど混んでないと思います」と小屋の方。仕方ありません、気力を出して双六まで歩くとしますか・・・。鏡平から双六小屋のほうに今夜の宿泊の手配をお願いしてもらいました。同じ系列の小屋ですから、その辺はすんなりとやっていただけます。多分、花が多くて撮影に時間がかかりそうなので、遅くなるかもしれないということも伝えてもらうよう頼みました。
外に出たら、黄色い雨具にバンダナを巻いた男性に「がんばって双六まで行きましょうや」と励まされました。
鏡平小屋の前のデッキですわり行動食を少し食べておこうと思い、ザックの雨蓋を開けたら、化粧道具と洗面道具の入ったポーチが出てきました。やれやれ・・・これで、日焼け防止と歯磨きができます。早速日焼け止め防止に塗りたくります(^_^;
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