10月中旬に見た花、ヒレタゴボウ
息子が帰る前日の10月19日は主人も時間が取れたので、3人で高知に行ってきました。
高知に行くのはたいてい11月~1月の寒い時期が多く、10月に訪れるのはたぶん初めてのことですね。
この日は野草散策というよりも、観光ついでに野草も見てきたという程度ですが、それでもなかなか楽しかったのです。
安芸の城址近くの休耕田では、思いがけずヒレタゴボウを見ることができました。
去年は瀬戸内の豊島での休耕田で群生しているのを初めて見たのですが、遠すぎて望遠レンズで撮影しただけでした。
今回はすぐ近くで見られたのに、風が吹いていて揺れまくるので、やはり大変でした。
同じような田んぼの雑草、チョウジタデよりもはるかに大きくて見ごたえがある花です。
食べるのが大好きな私がこの日最初に撮ったのはあろうことか、カツオ丼でした(^_^;
美味しかったですよ。
岩崎弥太郎の生家を見学しようと、車を走らせていると、目に飛び込んできたのが、青々とした稲田でした。
10月も半ばになって高知の田んぼの稲が青々としているのは二期作の稲に違いありません。
小学生のころ、社会科の時間に習った「高知平野の二期作」・・・。
その現物を目の当たりにして、ちょっと感激しました。
調べてみると、高知でも二期作は激減しており、今は滅多に見られないそうですが、ここ安芸周辺では、かなり見ることができました。
でも、二度目のお米は飼料用だということです。
昔のように、食料としてのお米を二度作るのは、今ではほとんどないのでしょうか。
岩崎弥太郎の生家は、この二期作の田んぼからすぐのところにありました。
弥太郎は三菱の創業者であるのは有名ですが、見学料金を払おうとしたところ、受け付けはどこにもなく、つまり見学料など不要なのでした。
やはり大三菱だけあって、弥太郎の生家はたぶん三菱が維持管理しているのでしょうね。
庭もかなり広く、昔、祖母の家に遊びに行った時のような雰囲気でした。
もっとも、祖母の家はもっと狭かったのですが・・・。
安芸には野良時計というのがあって、これも見たかったのでした。
野良時計の周辺には昔の武家屋敷の家並みが残っていました。
小さな水路に生えていた植物ですが、見たこともない植物でした。
もしご存じの方がいらっしゃったらご教示いただければ嬉しいです。
暑い日でしたが、この光景を見るといかにも日本の秋の一日ですね。
これは土用竹の垣根だそうで岩崎弥太郎の生家でも見られました。
竹をこんな風に生垣に使うのは、香川では見たことがないように思います。
土用竹とは正式な名前はホウライチク、夏にタケノコが出るので土用竹とも言われるとか・・。
笹のような葉っぱの間からノギクが覗いていて、風情たっぷりでした。
質素な造りです。
下級武士の庭にはチャの木が植えられていて、ちょうど花が咲いていました。
山里などにある古い民家では良くチャの木を見かけますが、この家でも自家用のお茶を作っていたのかもしれません。
駐車場へともどる道すがらにはコミカンソウの果実が早くも色付いていました。
ウスベニニガナは香川では見かけませんが、高知では海沿い、海辺に近い山中、そして住宅街にも咲いているのですね。
こんにちは。
大河ドラマの『竜馬伝』に岩崎弥太郎の家の場面が何回もありあしたが、確かにこんな雰囲気でしたね。高知は名所がたくさんあり、いつかは訪れたい場所です。
投稿: 多摩NTの住人 | 2011-10-29 17:16
多摩NTの住人様、こんばんは。
TVのドラマはあまり見ないので、「竜馬伝」の人気も知りながら、あまり見なかったのですが、岩崎弥太郎の生家がドラマにも登場したんですね。
安芸は室戸に行くときに通るので、いつも寄ってみたいと思いながら立ち寄ったことがありませんでした。
先日、秋にちょくちょく行く友人が、安くて新鮮な魚屋を教えてくれたので、次回はそちらにも行ってみたいです。
高知は風物や食べ物、そして珍しい植物の種類や数も超弩級です。時間が出来たら、おいでくださいませ。
投稿: keitann | 2011-10-30 00:29