東北へロングドライブ、その16、日光、そして帰着
29日に仙台を発つ予定にしていたのですが、8時頃に出発すると渋滞に巻き込まれるということがよくわかったので、娘宅から徒歩で3分という親友宅で、お茶をいただいたりして渋滞の時間をやり過ごすことになりました。
7年前の秋田駒登山の前は、新築されたばかりの彼女のお宅で泊めていただいたことがあり、今回は二度目の訪問でした。彼女とは18の頃からの親友で、互いの実家にも何度か泊まったり泊めてもらったりしている仲です。でも、彼女がうちの母に会うのは、30数年ぶりだったでしょうね。
友人宅を発ったのは結局19時頃でしたが、それでも高速に乗る途中で工事中の箇所があったり、途中、お土産を買おうと立ち寄ったりで、高速に乗ったのは10時過ぎでした。
前回と同じく、主人へのお土産は宮城の銘酒「浦霞」を買いました。
↑画像は東北道の那須高原SAからの眺めで、今まで私が見たことがない山でした。
調べてみると、やはり那須岳でSAから見えていたのは茶臼岳と朝日岳だったようです。
話が前後しますが、この日のお昼はちょうど福島の吾妻PAに立ち寄ったので、喜多方ラーメンをいただきました。
裏磐梯や喜多方は大学3年の9月に夜行列車利用などで、一人で東北旅行をしたとき、立ち寄った場所で懐かしかったです。
当時は喜多方なんて、何もない町で、喜多方ラーメンもそれほど有名ではなかったと記憶していますが、今やすっかり全国区のラーメンとなりました。
母も食欲旺盛でラーメン+カレーのセットなどを食べ、驚かせてくれました。(^_^;
前夜は娘宅で張り切って家事の指南などをしたようで、80になったばかりですが、かくしゃくというところです。
ところで、東北道を走って気になったのは、福島では黄金色に色づいた稲田がほとんど稲刈りされてないことでした。この日はとても良い天気で、普通ならこんなに良い天気の日は稲刈り日和ですが、稲刈りが全然されてないとうのは、どこか異様な光景でした。
昨日のニュースでわかったのですが、放射能検査の結果が昨日出て、ようやく出荷可能になったようですね。我が家もお米はほぼ一年分、農家から直接買い付けているのですが、香川のお米は娘や息子に食べさせて、主人や私は福島のお米を食べて応援したいと思っています。
高速をずっと走るのも退屈なのと、宇都宮から日光に行けるのを地図で知り、母に日光を見せてあげることにしました。
東照宮の駐車場に着いたのは午後4時を回っていましたが、4時半までなら受け付けてくれるということで、思い切って見学してきました。
四国からだと、日光というのはなかなか行きにくい場所なので、母もこれが最後の機会でしょう。
夕方近かったので、見学者の数も少なく、静かな東照宮見学となりました。
画像は誰でもが日光というとイメージする陽明門ですね。
母には階段がネックで、無理だったのですが、私は奥の院まで行ってきました。
この眠り猫の彫刻は奥の院へと続く門に施されてあって、私は眠り猫というのを知らなかったのですが、いろいろないわれがあるようです。
興味のある方はこちらをどうぞ。
階段は100段はあるでしょうか。
普段、運動してない人にはちょっときつそうな階段でしたが、山に登っている人なら、難なくこなせるでしょう。
前日見学した中尊寺に続き、東照宮も杉の大木が多く、圧倒される思いでした。
大きな鳥居の向こうには、立っている人が豆粒よりもまだ小さく見えます。
東照宮まで見られて、思い残すことがないと喜ぶ母でした。
走り始める前に軽く食事をしたあと、レストランから出たら、辺りはすでに夕闇濃くなっていました。
元来た道を戻ってもいいのですが、ここは走ったことのない道を走りたいと思い、桐生方面まで一般道のR122を走ることにしました。
途中、明るければ日光白根や男体山が見えたことでしょう。
日光白根と男体山は、大学に入って一番最初に連れて行かれた山です。日光白根だったか男体山だったかの山頂から中禅寺湖や丸沼などが見えていたことを今も思い出します。この時の山行は散々だったのに、その後、4年間山登りを続けることになったのも不思議といえば不思議です。
そんなことを思い出しながら走っていると、暗くてよくわからなかったのですが、渓谷沿いの道のようで、もう少し経てば紅葉の綺麗な道なんでしょうね。
高速に乗る前に、どこかで温泉にでも入っておきたいと思っていたら、おあつらえ向きに温泉の看板がありましたので、駐車場に車を入れたところ・・・
何やら電車の駅のようなところになっていて、水沼駅温泉センターと書いてあります。
これ、駅のホームで、そのホームに温泉の暖簾がかかっています。
駐車場側のホームから階段を上り下りして、反対側のホームに出ると、そこが温泉になっていました。
地元の人ばかりのようなローカル色豊かな温泉で温まって、駐車場側のホームに帰ってきます。
それにしても日光から桐生付近まで、よく下りました。
日光があれほど山の中にあるということを、下って初めて実感しました。紅葉の名所であるのもうなずけますね。
高速には結局、伊勢崎インターから乗ったのですが、上信越自動車道へと乗り換えました。ここは3年ほど前に先輩たちとバスハイクで通った道です。
昼間は妙義山や浅間山など景色の良い道ですが、真っ暗な中を走り、更埴JCTで長野自動車道へと入ります。
23時頃、梓川SAに着いたので、この日はここで仮眠でした。NHKの朝ドラのせいか深夜にもかかわらず、このSAは結構賑わっていました。
翌朝は7時ごろからゆっくりと走り、走りなれた中央道~名神道~山陽道と走り、30日の午後3時頃に無事帰宅しました。
母を乗せてのロングドライブということで、いつもの山登りのためのドライブとは一味違うドライブとなりましたが、母が殊の外喜んでくれて、また、娘夫婦も馴染みのない仙台の町でも楽しく頑張ってやっていることがわかり、ほっとしました。
走った距離は特に気にしてなかったのですが、今回はたまたま出発する直前に車検をしていたので、オイル交換の距離から計算するとどうやら2500kmほど走ったようでした。
まだ北海道だけはドライブをしていないので、そのうちに北海道も走ってみたいという思っているのですが、いつかは叶うと良いな~と願っています。
keitann様 こんにちは
無事に戻られて、お母様との時間もたくさん持たれて良かったですね。
平泉の中尊寺や日光東照宮のおまけ付きとは思っていませんでしたので、バイタリティ溢れる行動に感嘆しています。
お母様もそれに付いて行くばかりでなく、立派に参加していますね。そんな元気一杯のお母様あればこそ、現在のkeitann様なのかもしれませんね。
みちのくの風物をたくさんご紹介していただきましてありがとうございました。
投稿: ぶちょうほう | 2011-10-15 10:16
keitannさん、こんばんは!
東北へロングドライブ~UP見ました、No16までお疲れ様でした、
約1,500Kmの旅ですが・・実際は高速道以外の道が多いので・・凄い!お母様もお元気ですねぇ~
読んでいて、小説を読むような感じで楽しかったです、
観光地、山、宿泊地、温泉~色々と調べて行ったのと行き当たりバッタリ!が有るようで・・一人で運転して本当に驚きです!
(あの山が見えるから、この道を走る~考えられない)
とにかく、お疲れ様でした!
投稿: え~ちゃん | 2011-10-15 21:45
ぶちょうほう様、こんばんは。
今回は母との最初で最後のロングドライブかもしれないなどと思いながら走っていました。
長生きは出来ても、旅で歩き回る脚力は、80を越したら退化する一方ですから。
でも、母は、「こうやって車で日本一周するのも、楽しそうだね」と言ってましたから、もしかしたら第2弾があるかもしれません。
中尊寺はちょうど栗駒から近かったので、立ち寄る予定でしたが、日光はほんとに立ち寄れるとは思っていなかったので、予想外のおまけという感じです。
母は年の割には考えも前向きだし、何より元気なのがありがたいです。
いまだにハンドルを握ってますし、記憶力も私より良いかもしれません。
見習うべきことが多いです。
投稿: keitann | 2011-10-15 21:53
え~ちゃん、こんばんは。
プチご無沙汰しています。
え~ちゃんも長崎旅行をされていたようですね。
長崎は私は2度もドライブで行ってますよ。
今回のドライブは1500キロではなく、2500キロだったようです。
我ながらよく走りました。
私は性格的に、あまり細かく最初に決めるのは嫌いなので、メインを決めたら、あとはその時々の気分や状況で走るコースを決めるのです。
まぁ、一人で運転して一人でコースを決めるからできることであって、数人いればこうはいかないでしょうね。
「あの山が見えるから、こちらへ走る」・・・・私にとっては普通のことです(^_^;
投稿: keitann | 2011-10-15 22:03