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2011-10-06

東北へロングドライブ、その8、栗駒登山④

昭和湖付近には作業の方が休憩されていて、「例年だと、ここから眺める栗駒山は真っ赤なんですけどね」と話して下さいました。

やはり、9月が暑かったからか、紅葉が遅れているようです。

でも、紅葉が始まっていれば、とても栗駒山荘の予約が取れなかったでしょうから、ちょっと早いぐらいで良かったのかもしれません。

P9274625

ナナカマドの真っ赤な実を眺めながら、昭和湖からの道を登ります。今まで緩やかだった道が、ここから少し急登になりました。

ここで少し地図をアップしておこうと思います。

Pa065618 私が登ったのは須川温泉からの須川コースという道です。

栗駒山は岩手側からは須川岳、秋田側では大日岳、そして宮城では栗駒山と、3つの呼び名で呼ばれていたそうです。

ルートもいろいろあるようで、栗駒山荘から良く見えた秣岳へも周回できるようで、それと知っていたら周回したかったですね。

P9274627 下を見るとこんな眺めが広がっています。

小さく見えている人たちは作業の方たちです。

昭和湖のほとりにいらっしゃるのですね。

向こうのほうに緑の屋根が見えているのはトイレのようでした。

P9274629 ここで、白い木の実を発見!!

画像では見せていただいたことのあるシラタマノキの実のようです。

初めて見たので、うれしくてたまりません。

これは四国では見られませんから・・。

でも、この後、あちこちで見ることになろうとは、このときは思いもしませんでした。

P9274632 山頂方面が見えてきました。

P9274633 振り返ると、いつも焼石岳が見えています。

焼石岳は標高1500mちょっとでこちらも花の山です。

秋田駒に登るときに、尊敬している先輩が、焼石岳も良いよと勧めてくださった山です。

P9274635 やがて、秣岳方面への鞍部が見えてきました。

その上に黒く見えているのが天狗岩のようですね。

視界がものすごく良いので、天狗岩布巾を歩く人の姿まで見えました。

宿の方からは鞍部から西に行くと展望の良い場所があるからぜひ行くようにと勧められているのです。

P9274637 登山道沿いにハクサンシャクナゲらしき葉っぱが出てきました。

P9274638 こちらはショウジョウバカマの花芽ですね。

P9274639 山頂に近づくにつれて、山肌が色づいているのがわかるようになりました。

P9274640 またマイヅルソウの実を見つけました。

P9274641

13時47分、鞍部に着きました。

ここからはどうやら緩やかな登りになっているようです。

P9274642 秣岳方面へのルートを示す道標です。

山頂からの帰り道に、少しこちらへ歩くことにしましょう。

P9274644 ここからは稜線伝いに歩くのですが、道沿いに見覚えのある葉っぱが見えます。

これはミツバノバイカオウレンの葉っぱですね。

北アルプスの鏡平の手前で、花を見たことがあります。

豪雪地帯に咲く花と記憶していますが、栗駒山もやはり豪雪地帯に違いないようです。

P9274645 そしてこれも初めて見る木の実・・・コケモモの実です。

コケモモは毎年、アルプスで花だけは見ていますが、実は初めて見ます。

同期の男の子で、高校山岳部の顧問をしている子がいて、コケモモの実は美味しいよと聞いていたので、一粒、味見させてもらいました。

甘酸っぱいんですね。

思っていた通りの味でした。

コケモモは花も可愛いけど、実もすごく可愛いです。

コメント

keitann様 こんにちは
秣(まぐさ)という字を読めませんでした。
昔は馬などをこういう場所に放していたのでしょうか。

上に来るに連れて山肌の色が黄金の素敵な色を帯びて来ましたね。
今年の紅葉は遅いと聞いていますが、頂から染まり始めましたね。
ナナカマドの赤一色も見ものですが、こういう段だら模様も悪くはありません。

小生は昨日クロマメノキの実を食べましたが、もう何度も凍ったらしくて、シワシワの干し葡萄みたいになっていて清涼感はありませんでした。
それはコケモモでも一緒で、果実は時期が少し遅れると
その果実の持つ特徴が失せてしまうんですね。

ぶちょうほう様、こんばんは。
秣…・私も道標に振り仮名が振ってあって、初めて読めました。(^_^;
でも、まぐさと入れると、パソが変換をしてくれますが、このような漢字は今ではもうほとんど使われる場面がありませんね。
「まぐさ」そのものが若い人にはわからないのではないでしょうか。
秣岳の名の由来など検索してみましたが、見当たりませんでした。辺りは湿原が多く、牛馬が放牧されるような雰囲気ではないように思いました。
栗駒の紅葉は素晴らしいようですね。
でも、これを眺めるには渋滞覚悟で行く必要がありそうです。
作業の方たちのお話では真っ赤に染まるということですので、ナナカマドやドウダンが多いのでしょうか。
クロマメノキの実はいまだに見たことがないです。
一昨日は高知の山でいろいろな実をたくさん見ましたが、今年はヤマボウシの実が豊作のようでした。

栗駒に登られたのですね!
恥ずかしながら、僕は仙台育ちなのに地元の栗駒にはまだ登っていません。若いころ、11月に栗駒に登って須川温泉に泊ろうと電話をかけたら、11月には宿を閉じて下山するとのこと。無知でした。結局山にも登らずじまいでした。
だから秣岳も知りませんでしたが、馬の放牧と関係あるかもしれませんね。そのあたり一帯は平安時代には奥州藤原氏の勢力圏で、騎馬軍団で有名でした。源の義経が騎馬による鵯越の逆落としができたのも、ここで育ったからでしょうね。

三太郎さん、こんばんは。

そうなんです。9月末に仙台の娘宅に行ったついでに、東北の名山、栗駒山に登ってきました。
栗駒山荘も11月3日頃が今年最終の営業だそうです。
標高が高いし、緯度も高いので、冬場は営業は無理なんでしょうね。
先週、娘夫婦が宮城側から栗駒山に登ってきたそうです。
仙台に住んでいると、気軽に登れそうです。
奥州藤原氏は騎馬軍団で有名だったんですか?
それなら秣岳の名前の由来も、納得できますね。
鵯越の話は有名で、どこかで絵図も見たことがありますが、あれは奥州の馬なればこそ、だったんですね。

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