東北へロングドライブ、その4、ウメバチソウ
27日はこの旅のメインである、栗駒山行きです。
4,5日前に宿に電話したら、27日か28日が空いているそうで、27日を予約したのです。
週間予報でも27日はまずまずの天気でしたが、仙台でも27日の朝はまずまずの天気でした。
娘宅で朝食を食べてから、母と一緒に車に乗ります。仙台市内の中心部に近くて渋滞することをすっかり忘れていて、おかげで泉インターに乗るまで、結構な時間がかかりました。
高速に乗っても、震災復旧の工事の車両が多いのか、高速もかなり混んでいます。そして東北では高速の出口ではETC出口から出る車が少なくて、ほかの車は一般の出口から出ています。不思議に思ったら、あとで分かったのですが、被災証明を出せば無料なので、地元の人は皆、一般出口から出ているのですね。
一関インターを下りて、国道342号を西に向かいます。須川温泉はこの342号をどこまでも走っていけばよいはずです。
信号待ちしていると、目指す方向にそれらしき山が見えてきました。これが栗駒山??
一関インターから5分も走れば厳美渓の道の駅があって、ここでもまた栗駒山らしき山が見えました。
栗駒山は標高1600mのはずですが、それほど高く見えません。
これは私がいまだに捨てずに置いてある、1973年10月号の山渓で、東北の山特集が組んであります。
その中に東北の名山として栗駒山がかなりのスペースを取って紹介されていました。
私が栗駒山という名前を知ったのは、たぶん、この山渓を見たときからです。
それ以来、東北に行ったら行ってみたい山の一つと考えていました。
西へ西へとどんどん走るのですが、辺りは稲穂が黄金色に輝く、素晴らしい農村地帯で、田んぼの近くで咲くサルビアやコスモスなどの花の色がとても鮮やかです。
稲田の向こうに見えるのはこれはもう間違いなく栗駒山のようですね。
道端にいろいろな野草が見え始めたので、辛抱しきれず、車を停めてしまいました。
まずはヤマハッカです。
これは四国で見かけるケシロヨメナとはちょっと雰囲気が違うので、ケがつかないほうのシロヨメナでしょうか?
一関インターを下りてすぐも車をあまり見かけなかったのですが、国道というのに車がほとんど走っていません。
やがて車道は山の中を走るようになって、車道沿いにブナが見られるようになってきました。
東北は緯度が高いので、標高500m辺りからブナが見られることは、以前、八幡平周辺をドライブした時にわかったことでした。
サラシナショウマです。
四国で見るより先に、東北で見ることになりました。
サラシナショウマは石鎚ですでに見ていますが、南にあっても標高の関係で、石鎚のほうが秋が早く来るということでしょうか。
これも四国では今年はまだ見てないのです。
東北の山では、もしかしたら花が終わっているかもしれないと覚悟していましたが、アプローチで結構見ることができて、私としては大満足でした。
keitann様 こんにちは
栗駒山にいよいよ近づいて来ましたね。
でもその前に、すでに車道の脇に素敵な草花が出迎えてくれています。
普通ならそうそうは見かけない花がどんどん出てくるところが「みちのくの山」道なのでしょうね。
ヤマハッカから始まってウメバチソウに到るまで、少し秋を感じさせてくれる落ち着いた姿に思えます。
投稿: ぶちょうほう | 2011-10-06 15:46
ぶちょうほう様、こちらにもコメントをいただきまして、ありがとうございます。
栗駒山は以前から登りたいと思っていた他にも、娘の住んでいる仙台から一番近い山らしい山ということもありました。
寄り道せずに行けば、10時には着いていたと思うのですが、花を見ると、やはり寄り道せずにはおれませんでした。
サラシナショウマやウメバチソウが車道沿いに咲いているのは珍しいかも知れませんね。
そのうちに、春の花も見てみたいものですが・・・。
投稿: keitann | 2011-10-06 18:02