011年、総集編、3月
例年でも、2月までに見られる花というと、バイカオウレン、ユキワリイチゲ、セツブンソウ、フクジュソウぐらいで、早春に咲く花がいかに少なくて、私たち花好きの人間は、3月が来るのを心待ちにしているのですが、011年ほど花の咲くのが待たれた年はありませんでした。
いつもは2月末ぐらいに見に行くフクジュソウですが、今年は開花時期が読めず、時期をずらして3月初旬に訪れました。ほぼ満開と言ってよいほど咲いていたのですが、いつもならフクジュソウと同じ時期に見られるシロバナショウジョウバカマも咲いておらず、アオイスミレさえも見られず、フクジュソウが春一番に咲く花だということが、しみじみ良くわかりました。
里山ではフクジュソウは見られませんが、里山で春一番に咲いたのはアマナのようでした。
春の来るのが遅かった011年もアマナだけは3月になるかならないうちに、日当たりのよい場所では咲きあがっていました。
花ではないけれど、今年初めて見ることができたヒレンジャクを撮影できたのも印象に残った出来事です。
いつもだと、年が明けないうちに咲きだすことも多いヤブツバキも、まさに春の花らしく3月も後半になって、ようやく撮影することができました。
3月23日撮影のアワコバイモです。例年より1か月ほど遅く、やっと見ることができました。
スミレもいつもだと3月初めには咲いていますね。
私の中では恒例の行事となった感のあるマンサクのお花見には3月31日、一人で出かけました。
標高1000m付近で、ちょうど見ごろを迎えていましたが、青空の下でマンサクの花を心行くまで眺めたことが昨日のことのように思い出されます。
011年は3月下旬になって、いろいろな野草の開花ラッシュが訪れ、そのころから花散策が忙しくなったのです。
こんなに花散策の忙しかった3月末は初めてでした。
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