011年、総集編、7月
7月といえば、私にとってはアルプス行きの季節です。
今年は毎年同行している後輩が急な腰痛で行けなくなったため、迷った挙句、単独行となりました。ある意味、ずいぶんいろいろなことを考えさせられた山行でした。
今までも日帰りの山は一人で行くこともしょっちゅうでしたが、単独で2泊3日という歩きは生まれて初めてです。でも、双六小屋でも槍ヶ岳山荘でも山に登る女性の様々な登り方を見せていただいて、ほんとに考えさせられました。たぶん、こういう機会はパーティーを組んでの山行では得られなかったと思います。
今年のコースは終始槍を見られるというコースだったのに、後にも先にも槍の穂先が見えたのはこのときだけでした。
そして、この翌日、大雨に降られ、思いもかけずこの画像中に写っている二人の男性の方とエスケープルートを下ることとなりました。そのときの、一時的ではあるものの、強い連帯感というものはこれから先、一生、この山行を思い出すたびに忘れることはないでしょう。
そして、登っている最中にいろいろな方から励ましの言葉をいただいたこと、これも大事な宝物です。
花で記憶に残っているのは、何と言っても西鎌尾根で見かけた花々でした。
西鎌尾根は思っていたよりもはるかに花の道でした。
これは可憐なヒメウスユキソウです。
いつも登っている時期よりも10日以上も時期が遅かったため、いつもはなかなか見られなかったチシマギキョウも西鎌尾根にはたくさん見られました。
北アルプスでは毎年のようにみているキヌガサソウは今年も会えました。
クルマユリも少し時期をずらすとこんなにたくさん咲いているのですね。
毎年アルプスで見ているアカモノや、ゴゼンタチバナ、イワカガミは今年もあちこちでたくさん見ることができました。
エスケープルートで使った奥丸山のニッコウキスゲも印象に残っている花です。
タカネグンナイフウロとは北岳で見て以来、5年ぶりぐらいの出会いでした。
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