« 初冬の飛鳥路を訪ねる、その4、飛鳥坐神社 | メイン | 初冬の飛鳥路を訪ねる、その6、石舞台と橘寺 »

2011-12-14

初冬の飛鳥路を訪ねる、その5、飛鳥寺

ほんとは最初に行きたかったのは飛鳥寺だったのです。

飛鳥寺は飛鳥坐神社から西南西の方角にほんの200mほどのところにありました。

車で行っていたら、とても巡れないような距離です。

Pc079705_2

自転車をとめてお寺に入ろうとしたら、お寺の後方にずいぶん低い、山とも呼べないような小高い森が見えました。

地図で見ると、これが甘樫の丘でした。ちょうど良い雰囲気に紅葉しています。この丘の中腹と麓に蘇我蝦夷と入鹿親子の邸があったと知ったのは、その後、何かで読んだからです。でも、甘樫の丘という地名はどこで聞いたのか、聞いたことはありました。

Pc079719 飛鳥寺の入口にあった説明文です。

飛鳥寺は日本最古の寺院なんですね。

お寺としてはこじんまりとした造りで、京都の銀閣寺や天龍寺などの洗練された名刹から比べると、まるで四国の田舎のお寺というような雰囲気でした。

Pc079707 カメラを持ったまま入ったものの、撮影禁止だろうと思っていたら、受付の女性の方が「どうぞ、撮影しても結構ですよ」という言葉をいただきました。

目の前に鎮座まします大仏様は、ごくさりげなく私の目の前におわします。

日本最古の仏像と言われる大仏様がこんなに素朴な形で対面できるとは、正直驚きました。

作者は止利仏師です。う~~ん、歴史の時間化美術の時間に、昔、奈良たことがありますね。

9月末に見学した中尊寺の金色堂がガラス越しにしか見えなかったのに比べて、えらい違いです。

また、見物客も金色堂は何百人といましたが、ここ飛鳥寺は私たちが訪れたときは、他には誰もいないというのどかさです。

Pc079711 西門から少し歩いたところに、蘇我入鹿の首塚があるというので、見てきました。

西門方向から眺めた飛鳥寺です。

田んぼの真ん中にこじんまりと佇んでいます。

Pc079712 甘樫の丘を背にして建つ蘇我入鹿の首塚です。

Pc079714 首塚から歩いて帰る途中、こんなものがありました。

Pc079714_2 かつての飛鳥寺の西門跡がこの場所にあったそうで、発掘された様子の写真です。

建立は596年で、当初は東西に200m、南北に300mという広さだったそうですから、相当大きなお寺だったようです。

現在のお寺の造りとのあまりの差にちょっと驚きました。

Pc079718 再び、境内に帰ってくると、ボダイジュと書かれた木が黄葉していました。

ボダイジュは香川でも八栗寺などでも見られますが、黄葉↓ボダイジュを見たのはこれが初めてでした。

それにしても、日本最古のお寺で、日本最古の仏像のあるお寺が、こんなにのどかでこじんまりとしたお寺だったということに、びっくりしながら、その素朴さが妙に気に入ってしまいました。

コメント

こんにちは。
飛鳥寺は良い雰囲気ですね。
確か若い頃に一度行ったと思うのですが、ほとんど覚えていません。一度、ゆっくりと散策してみたい場所ですね。

どぉも~♪

探し物をしてたら、ココがヒット。
「山好き、花好き」・・・なんだか聞いたことがある。

あはは、あったりまえだのクラッカー(^_^)/

ご活躍ですね。
もうすぐ冬至。
これが過ぎると日は長くなる。
がんばろうね(*^_^*)

多摩NTの住人様、こんばんは。

飛鳥寺に若いころにいらっしゃったんですね。
関東の方のほうが、意外と京都や奈良には修学旅行などでも、おいでになるようですね。
京都は学生時代に東京~四国を帰省するときに途中下車して「哲学の道」など歩きましたが、奈良は少し外れているので、ほとんど訪れませんでした。
若いころは寺社仏閣に興味がなかったということもあります。
京都と違い、観光客も少なくて静かで、のんびり見て回れるのが私に向いていると思いました。

あゆさん、こんばんは。


お久しぶり~。
何を検索していたんですか??
ちょっと知りたいかも。。。。
あゆさんのご活躍の様子も横目で見ながら、自分のことが忙しく、失礼しております。(^_^;
この年代って、妙に雑用が多く、園芸も山登りも中途半端ばかりですが、時間をやりくりして何とか頑張ってますよ。
来春の花が今から楽しみです。

コメントを投稿

フォトアルバム
Powered by Six Apart

私のもうひとつのブログです。よろしく

更新ブログ