鳴門の大麻山に登る、その5、山頂へそして下山
展望台では今から下られるという年配の男性の方とお会いしました。
「あと15分ぐらいで山頂でしょうか?」とお尋ねすると「15分では無理でしょう」とのこと。う~~ん、なかなか厳しい山ですね。帰りの時間が気になるので、展望台には5分もとどまらず、再び登り始めました。
展望台から5分も歩かない間に、分岐がありました。
これが登る前に地図で見ていた分岐で西に歩けば卯辰越方面です。
徳島の古い家には「うだつが上がる」で有名なうだつが見られるので、てっきりそのうだつかと思ったら、関係ないようです。
うだつが上がるのうだつは漢字では「卯建」と書くようです。
大麻山にはこの卯辰越から登るコースもあるようで、機会があったら、こちら方面にも歩いてみたいものです。
相変わらず石段が続くのですが、石段の高さが低くなってきて、先ほどよりは楽に登れるようになりました。やれやれ・・・・。
15時37分、裏参道との分岐に出ましたが、今日は表参道を歩くと決めたので、やはり石段の道を選びます。
下山時はこの裏参道を下っても良いかなと思ったのですが、結局、裏参道への下り口を探し忘れて下山も石段を下ったのです。
山頂が近そうですね。
シロダモは香川の里山でもごく普通に見かける樹木です。
ちょっと高い山だと良く見かけるツルシキミがありますが、これはミヤマシキミに近いように思えました。
花はまだまだみたいですね。
ミヤマシキミはこんな標高500m程度でも自生しているんですね。
大麻山は海にも比較的近いので、タツナミソウも咲くようです。
きつかった・・・。
お詣りを済ませて、山頂はどこ?とうろうろしていたら・・・
標高538mですが、標高差500mのほとんどが石段登りで、平らな歩きは100mもないので、ほんとに厳しいです。
標高差500mを1時間10分で登るのですからしんどいはずですね。
でも、これでも途中で追い越されたのですから(^_^;
真冬と言うのに、大汗をかきました。
汗をかいたので、冬場でも冷たいお茶を飲んで少しだけ休憩します。
でも、夕方に差し掛かってきて、背中にかいた汗が冷えてきたので、ものの5分も休憩せずにそそくさと下り始めました。
下山開始は15時58分です。
下りはこれだけ急坂なら早そうなので、何とか5時ごろには下れるでしょう。
私が最後かと思いましたが、下り始めて10分ぐらいで、若い女性の二人連れとすれ違いました。登山の格好ではなく、まったくの街着だったので、思いつきで登られたようですが、時間的に下山が暗くなるのではないかと、他人事ながらちょっと心配でした。
下る途中で見慣れないツル性の植物を見かけたので、もしかしたらと思い、撮影しました。
やはり、これがサカキカズラのようですね。
一度花の時期にも見てみたいです。
階段下りなので、足に負担がかかります。ダブルストックを持参していて、つくづく良かったと思いました。
椅子とテーブルまで設置されていて至れり尽くせりですね。
登りの時は霞んでしまって見えなかった山並みが夕方になったので見えてきました。
ゆっくりできないのが残念・・・。
下りは思った通り1時間もかかりません。
でも、急な下りだったので、膝と腰が少し痛くなりました。
左足首の不具合をかばおうとして、余分な負担がかかったのでしょう。
見てみるとサネカズラの実です。
普通はこの時期には鳥などに食べられてこんな綺麗な状態ではないのですが、珍しいですね。
何とか目標の17時前に着くことができてやれやれでした。
この後は渋滞にも遭わず順調に高速を走り自宅には18時15分ぐらいに帰り着いたのでした。
不調な足首にはちょっときつい石段歩きでしたが、なんとか無事に登れてほっとしました。
keitann様 こんにちは 大麻山のレポートを急ぎ読みですが、始めからここまで拝見しました。
山道でも石段登りは辛いですね。段差がかなりあるようですから、それを標高差500mも歩きと押すのは大変なアルバイトでしたでしょうね。
そんな高さをたった70分で登りきってしまうのは矢張り現役ですね。
そのkeitann様を追い抜く年配の夫婦連れもただ者ではありませんね。
時季的にめぼしい植物の花は見当たりませんが、サネカズラの実は美しいですね。
そして何よりも時間に間に合って帰着できて良かったですね。
投稿: ぶちょうほう | 2012-01-30 20:11
ぶちょうほう様、こんばんは。
こちらにもコメントをいただきましてありがとうございます。
階段の山というのは結構多いですが、それでもこれだけ最初から最後まで石段が続く山と言うのは珍しいですね。
時間的には早く登れますが、冬だというのにあれだけの汗をかくのは半端ではありません。
追い越されていかれた方たちは、恐らく近くの方で、しょっちゅう登られている方のようにお見受けしました。
私の住む市内にも標高400mちょっとの里山があって、毎日登られている方も多いですが、70近い方でもずいぶんお元気な方が多く、私などはいつも追い抜かれています(^_^;
私は決して登りは速くないし、以前は下りはまずまずで下っていましたが、今は足の不調もあって下りもゆっくりですよ(^_^;
それでも、70分かけて登った山なら60分かからずに下れますから、下りは気分的には結構余裕をもって下れました。
投稿: keitann | 2012-01-30 23:22